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「青山にビルが建つくらい使った」志村けんさん一周忌、ベテラン芸能レポーターが聞いた“志村と女性の話”

「青山にビルが建つくらい使った」志村けんさん一周忌、ベテラン芸能レポーターが聞いた志村と女性の話の画像1

 麻布十番を遊び場にしていた志村けんさん。かつてあった麻布十番温泉でインタビューしたときのことは忘れられません。

「なんでも聞いてもいいよ」と言うので、ズバリ「これまでたくさんの女性とウワサになってきましたが、実際のところどうなんでしょうか」と質問。すると「ウワサだけの人もいるし、本当に付き合った人もいる。半分くらいは本当に付き合ったかなあ」と正直な返答。「テレビカメラ回ってますけど、いいんですか」とこちらが驚いてしまいました。その上、「女性とお付き合いするときは、クレジットカードを渡している」ということまで明かしてくれました。

 志村さんいわく「自由に使っていいよ」とブラックカードを渡しているそうで、お別れするときは感謝の気持ちとしてかなりまとまったお金を渡すそうです。「何百万円くらい渡すんですか」と聞いたら「ケタが1つ違うよ」。なんと1千万円単位で渡しているそうです。すごい話ですね。

「付き合った女性に使ったお金を全部合わせたら、青山にビルが建つね」とも言っていました。

「そんな大きいビルじゃないよ」と笑っていましたが、こちらは「それ言っちゃっていいんですか」と驚くばかり。本当に放送していいのかマネージャーさんに確認すると、「本人がしゃべっちゃったからなあ」と苦笑していました。志村さんほどの人になるとマネージャーさんよりも立場が上なんです。結局、番組プロデューサーに相談したら「そんなの放送できるわけないだろ」とお蔵入りになってしまいましたが。

 志村さんはいつでも堂々としていて、嘘をついて隠し立てするようなことはせず、我々取材陣も楽しませようとしてくれるサービス精神の塊のような人でした。

 麻布十番ではダチョウ倶楽部の上島竜兵さんら後輩たちを引き連れてよく飲み歩いていました。そのとき共演している女性も連れていく。だからすぐに交際のウワサが出てしまう。飲むとお笑い論を語るなどまじめな話もよくするそうで、ふだんは見せないその意外性に恋に落ちてしまう女性も多いようです。

 ご本人もよくモテることはわかっているので、番組のチーフディレクターに共演者をたずねるときに「次の僕の恋人は誰?」と冗談を言っていました。チーフディレクターも志村さんの好みのタレントを積極的に起用していたようです。誰が来てもうまく笑いに変えてくれるし、名前が売れるので共演を嫌がるタレントはいません。前述のようにお付き合いも豪快でスマートなのでトラブルになったこともありません。

 共演者からもスタッフからも、取材陣からもみんなから愛されていた方でしたね。

城下尊之(芸能リポーター)

立教大学在学時から、サンケイ新聞でアルバイトを行っていた経緯から、卒業後、サンケイスポーツへ入社。スポーツ紙文化部記者となった初日で見習い経験もないうちに、他に大きな事件があったため、「(故)林家三平さん、大病から復帰!」という大事な現場を任された。退社後は、TBS『奥様8時半です』のデスク担当として勤務し、その後、芸能リポーターに転身し、現在に至る。独自に身につけてきた取材能力、ブレーンの作り方等から、芸能界の裏話を交えた、楽しい味付けで話す。

【プロフィールページ】

しろしたたかゆき

最終更新:2021/03/30 09:31
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