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日刊サイゾー トップ > その他  > 東大美術教授・加治屋健司氏が送る「日本現代美術概論」。2日間で大学半期分を集中講義。

東大美術教授・加治屋健司氏が送る「日本現代美術概論」。2日間で大学半期分を集中講義。


 最新、最前線のアートに関する講義を、集中して学べる渋谷・道玄坂の「ホワイトルーム」。第1回「西洋美術全史」(神野真吾氏)、第2回「現代美術史」(山本浩貴氏)、第3回「日本とストリートアートの歴史」(松下徹氏)に続く第4回は、加治屋健司氏による「日本現代美術概論」です。4月17日(土)、18日(日)開講です。会場受講は定員まであと僅かですので、ご来場をご希望の方はお急ぎください。

日本現代美術がやってきたことのすべて

 アートはたえずその時代の状況と無縁ではいられません。時代のコンテクストの中で独自の輝きを放ち、時代を経てまた消えていくものもあれば、磨かれてあらたな価値が生まれてくるものもあります。

 作家はその時代の中でどのようにして作品を生み出し、世に問うていたのでしょうか。また同じくその時代の中にいた鑑賞者はどのように受け取っていたのでしょうか。東京大学で現代美術を専門とする教授が、生徒に講義していた内容をそのままに、実際のアート作品や資料を駆使して2日間に凝縮して再現します。

 熱い時代もあれば、クールな時代もある、変遷していく現代美術を語り、論じ尽くします。知れば知るほど、先達はありとあらゆる実験を積み重ねていたことがわかり、だからこそ未来のアートを見通すことができる講義となるでしょう。

加治屋健司「日本現代美術概論」

――この講義では、第二次世界大戦後の日本で作られた美術についてお話しします。「現代美術」の範囲は時代とともに変化しており、近年では1990年代以降の美術を指すことが多くなっていますが、そうした現代美術が日本でどのような経緯で生まれたのかも含めて、1945年以後の日本美術の流れを概観します。作家が何を考え、どんな作品をつくったのか、どのように解釈・評価されているのか、その作品は、社会や政治、海外の動向とどのように関係しているのか。日本における現代美術の基本を学び、これからも生まれ続ける美術を理解するために必要な知識を得てもらえればと思います。(本講義シラバスより)

加治屋健司・「日本現代美術概論」
日 程|4/17(土)−18(日)
時 間|10:00~17:45(両日とも/予定)
受講料|一般:15,000円(税込)/学割:10,000円(税込)
会 場|WHITE ROOM(渋谷区道玄坂)
受 講|会場(定員30名)/オンライン
詳 細|https://cyzo.co.jp/whiteroom_kajiya_01/
※ 会場受講は定員に達し次第、募集を終了します。

ホワイトルーム講義予定・お申込みはこちらから

 ホワイトルームは、基本月1回のペースでトップクラスの講師による最前線のアートに関する集中講義を続けていきます。

 4月は、加治屋健司氏(東京大学教授)による「日本現代美術概論」。4/17(土)、4/18(日)。
https://cyzo.co.jp/whiteroom_kajiya_01/

 GW中は、卯城竜太氏(Chim↑Pom)による「芸術の突破法」。4/29(木)と4/30(金)。
https://cyzo.co.jp/whiteroom/ushiro_01/

 

第3回講義・松下徹氏「日本とストリートアートの歴史」の講義風景

ホワイトルームとは

 日本の教育では、そもそも「アート作品をどのように見ればいいのか」という基本的なことが確立されない。そもそも「美術(アート)」の教科書は、日本と欧米では大きく違っている。日本の「美術」の教科書は薄く、アートは自由に見ることが大事だと書いてあり、欧米の「アート」の教科書は相当に分厚い。なぜか。「アートを知ること」=「美術史を知ること」と考えられているからだ。現代美術の最前線の作品には、ラスコー洞窟絵からはじまるギリシア・ローマ、キリスト教、ルネッサンス、印象派などなど膨大なヒストリーとコンテクストがあり、それをどれだけ感受できるのかが重要で、それこそが教養の基準とされている。美術の歴史がわかってないから、いつまでたっても同じ感想しか語ることができない。

 ホワイトルームでは、日本のアートのリテラシーを底上げするために、最前線にいるトップクラスの研究者、アーティストによって、大学半期分の授業を2日の集中講義で行います。
※講義によって、【1日集中講義】の場合もございます。

最終更新:2021/03/26 21:30
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