『Mステ』に初出演のBLOOM VASEとは? 異例の“大抜擢”に音楽業界からも注目が集まるワケ
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『Mステ』に“路線変更”の動き?
「瑛人や優里といったTikTokでのバズをきっかけに注目を集めたアーティストは、『Billboard Japan HOT 100』で1位を獲得したり、他の音楽番組や情報番組で取り上げられるなど世間でかなり話題になってから『Mステ』への出演を決めていたので、このタイミングでのBLOOM VASE出演は“大抜擢”であり、異例でしょう。
26日の放送はさらに、昨年からドラマやアニメのタイアップが続いている秋山黄色も初出演となるほか、同じくTikTokから話題になった『魔法の絨毯』で今年1月に初出演を果たした川崎鷹也もふたたび登場。6組の出演者の中で、実に3組がこうした注目すべき期待の新人となっており、大胆な采配といえる。新しい才能を発掘していくことも音楽番組には求められることなので、“路線変更”なのであれば業界的には大歓迎ですね。音楽番組としてはある意味、原点回帰と言うべきなのかもしれませんが」
なぜ、老舗番組がこうした動きを見せたのだろうか。前述の関係者はこう推測する。
「まず第一に、ここ数年の『Mステ』はスペシャル番組が連発され、企画コーナーが目立つようになり、“生放送で最新曲のパフォーマンスを観る”という持ち味が薄れつつあった。19年秋に行われた21時台への枠移動と合わせ、『改悪』だと視聴者から批判の声も少なくない。
さらにTBSが生放送の『CDTVライブ!ライブ!』を昨年からスタートさせ、積極的に新人やネットで話題のアーティストを取り上げていることも大きいでしょう。テレビではあまり見られない“フル尺”でのパフォーマンスも観られる点も特色となっており、“イマどきの音楽番組”として着実に支持を集めつつある。加えて日本テレビも4月から、SNSでのバズを意識した新たな音楽番組を23時台に始める。他局のこうした動きに『Mステ』も考え方を改める部分があったのでは」
今秋、放送開始から35周年を迎える『ミュージックステーション』。今なお影響力が大きい番組だけに、BLOOM VASEの知名度も、出演をきっかけに一気に跳ね上がることだろう。同番組でこうした“新人発掘”が今後も続くことを期待したい。
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