「評論家全員が…」「番記者も…」順位予想で酷評されたセ・パ最下位候補の戦力事情
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プロ野球ファン待望のシーズン開幕の日がやって来た。今季もコロナの影響で、観客制限や9回打ち切りなど特別ルールでの開催となるが、その程度のことで戦力差は埋まらない。両リーグとも、ダントツのビリ予想をされているチームがある。セ・リーグは横浜DeNAベイスターズだ。
「昨年4位だったDeNAは監督が変わりましたが、今年は厳しい戦いになること必至です。昨年打率リーグ2位の梶谷隆幸と、チームで2位の勝ち星を上げた井納翔一を巨人に獲られたうえ、主軸のソトとオースティン、投手陣を支えるエスコバーがコロナで来日できず、開幕に間に合いません。昨季のチームHR数はリーグトップの135本でしたが、梶谷、ソト、オースティン、引退したロペスで半分以上ですから、破壊力は半減。目立った補強もなく、朝日新聞では番記者がビリ予想していて、関係者は苦笑いしていました」(週刊誌スポーツ部・在京セ・リーグ担当記者)
コロナで外国人選手が来日出来ない問題は、政府が特例で入国を認め、厳しい防疫措置をとったうえで、待機期間の後に合流できる方針となったが、3月26日の開幕には到底間に合わない。これが全チームなら条件は同じだが、外国人選手が開幕戦から出られるように手配したチームもあり、DeNAは苦戦を免れない。一方、パ・リーグでは、日本ハムがダントツのビリ予想となっている。
「日本ハムは昨年、盗塁王、打点王、最高出塁率など、攻撃面では悪くない結果を残し、チーム防御率もリーグ4位でしたが、結果は5位。今年は勝ち頭の有原航平がメジャー移籍し、同じく8勝を上げたバーヘイゲンも来日できておらず、先発ローテーションがあまりに弱すぎます。めぼしい戦力補強もなく、こうなると期待がかかるのは斎藤佑樹、清宮幸太郎、吉田輝星といった甲子園スターたち。これでは上位予想するのは難しく、『スポニチ』の順位予想では、解説者8人が全員、日本ハムを最下位と予想しました」(別の野球担当記者)
順位予想が当たらないものなのは、野球ファンなら誰もが知っていることだが、ここまで多くの人がビリ予想すれば、ある程度の信憑性はあるはず。誰もが気にするのは優勝争いだが、今年はDeNAと日本ハムの戦いぶりにも目を配ってみると、さらにシーズンを楽しめそうだ。
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