w-inds.橘慶太「日本のメディアに出られない」証言の衝撃… 芸能界に変革の兆し?
#音楽番組 #w-inds. #ボーイズグループ
“ジャニーズ一強”体制が揺らいでいる
w-inds.に対する扱いも象徴的だ。w-inds.はまだ一度も『ミュージックステーション』に出演できていないが、唯一、橘のみが、06年に本名名義でソロデビューした際にひとりでの出演が実現している。この時は、現在のソロ活動とは異なり、ダンスを披露することなくギターを弾きながら歌うポップロックをやっていたため、“ジャニーズとかぶらない”と判断されて出演できたともっぱらだ。
「EXILEやその弟分グループで目立つ、“踊らないボーカルとダンサーの組み合わせ”というグループ構成も、ジャニーズへの配慮から生まれたものだと囁かれています。ボーカルが踊らないことでジャニーズとのかぶりを回避し、『Mステ』にも出られているのでは……というわけです。実際、同じLDH内でも“女版EXILE”だったE-girlsはボーカルも普通に踊っていたわけで、あくまで男性アーティストに見られる“縛り”なんですよね」(芸能事務所関係者)
ライジング系列では、DA PUMPの“出演解禁”よりも遡ること2年以上前、16年5月に三浦大知が『ミュージックステーション』への初出演を果たした。ソロ・デビューしてから実に11年もの月日を経ての出演ということで大きな話題を呼んだが、ここ数年は三浦やDA PUMPが同番組に出ることも珍しくない。風向きは変わりつつあると言えるのだろうか。
「LDHは19年に、全員マイクを持って踊るという、ジャニーズの向こうを張るBALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBEというボーイズ・グループを世に出しています。彼らはまだ単独では『Mステ』には出られていませんが、まだデビューして日が浅いですし、人気次第という面もあるでしょう。ただ、こういうグループをデビューさせた背景に、“ジャニーズ一強”体制が揺らいでいる業界の情勢もあるのでは。
たとえば、ジャニーズとの関係が強いとされる日本テレビですが、THE RAMPAGE from EXILE TRIBEの初の地上波冠番組が3月30日深夜からスタート。その前には、2月2日から3月16日までの全6話という短い期間でしたが、FANTASTICS from EXILE TRIBEの冠番組も放送と、LDHとの関係も強化しつつあります。
さらにこの4月からは、SKY-HIこと日高光啓(AAA)が主催するボーイズ・グループ発掘オーディション企画が『スッキリ』で放送されることも決まっている。日本のメインストリームで活躍できるボーイズ・グループはジャニーズだけ、という図式はどんどん崩れていくのではないでしょうか」(アイドル誌ライター)
橘が「日本のメディアに出られなかった」と公に発言できたのも、こうした時代の移り変わりを反映しているのかもしれない。デビュー20周年を迎えたw-inds.が『ミュージックステーション』に出演する日が訪れるのはそう遠くないと期待したい。
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