戸田恵梨香「育休旦那ムリ!」に共感の声も…『俺の家の話』が投じた「男性育休は必要か」論
#長瀬智也 #宮藤官九郎 #俺の家の話
宮藤官九郎が脚本を手がける『俺の家の話』(TBS系)の、とあるセリフが話題となっている。
主人公・寿一(長瀬智也)との関係が思うように発展しないさくら(戸田恵梨香)は、寿一の元妻・ユカ(平岩紙)に相談を持ち掛けていた。ひと通り寿一の愚痴を聞いてもらい、ふと後ろのベンチに目をやると、そこには生まれたばかりの赤ちゃんをあやすユカの夫・早川(前原滉)の姿が。ユカは「育児休暇取ってくれてんねん。一年間スケジュール開けて」とほほ笑む。
Zoomでバーチャル背景を駆使したり、「エモい」というワードを連発したりと何かと今ドキな男・早川だったが、このたび話題の育休を取得して育児に邁進しているという。「ぜんぶやってくれんの、育児はもちろん料理も掃除も洗濯もぜんぶ」と続けるユカ。すると早川が近くにやってきて「好きなんだよ家事、仕事は誰か代わりがいるけど、ユカちゃんのパートナーは僕しかいないし」と言い、ユカと笑い合った。
「今の時代には合ってるんだろうけど、無理!」に共感の声続出
まるでお花畑のような幸せに包まれるユカと早川の隣で、さくらは「私無理」と呟く。ユカたちが驚いてさくらを見ると、さくらは「これはこれで無理。今の時代には合ってるんだろうけど無理。意識高いんだけど無理。感覚的に無理。よその旦那さんなら最高だけど、自分の旦那には……無理」と一息に言った。さくらはその後も「ずっと家にいるんですか?働かないで?いやむ~り~、落ち着かない」と続け、困惑の表情を浮かべるのであった。
さくらのセリフに対して、ネットでは共感の声が続出。「素敵なんだけど無理、わかる~!」「よその旦那さんなら『素敵ですね』とか思うけど、自分の旦那なら無理」「実は私も内心無理と思っている側の人」と、男性の育休について本音を漏らす女性の声が数多く上がった。また「口に出すことはタブーなことをぶっこむ宮藤さん凄い」とクドカン節に感心する声も上がっていた。
話題の“男性の育休”、本当に推奨すべきなのか?
男性も育休を取得して、2人で育児や家事の負担を分け合うといった動きは本当に素晴らしいことだ。わずかだが、男性の育休取得率が増加していることも事実であり、会社側はともかく世間としては、「育休を取る男性はいい旦那」という価値観に動きつつある。
ただ、さくらのように「旦那に育休を取ってほしくない」と思う妻もいるということも事実だろう。さくらと同じ考えの妻は、旦那に「育休取らなくても大丈夫だよ」と伝えるだろうし、それを受けた旦那は無理に育休を取得するようなことはないだろう。男性の育休が必要か否かは、家庭それぞれの問題であり、周りがどうこう言っていいことではない。旦那が育休を取ったほうがいい家庭もあれば、取らないほうがうまくいく家庭もある。どれも“俺の家の話”なのだ。
男性の積極的な育児参加が推進されるこの時代に、言い出せなかった世間の本音の一端を代弁してくれた『俺の家の話』が、いよいよ今夜最終回を迎える。たくさんの気づきを与えてくれたこのドラマは、最後にどんなメッセージを残すのだろうか。
■番組情報
金曜ドラマ『俺の家の話』
TBS系/毎週金曜日22時~
出演:長瀬智也、戸田恵梨香、永山絢斗、江口のりこ、桐谷健太、西田敏行、井之脇海、道枝駿佑(なにわ男子/関西ジャニーズJr.)、羽村 仁成(ジャニーズJr.)ほか
脚本:宮藤官九郎
演出:金子文紀、山室大輔、福田亮介
チーフプロデューサー:磯山晶
プロデューサー:勝野逸未、佐藤敦司
音楽:河野伸
製作:TBSスパークル、TBS
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/oreie_tbs/
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