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宮迫博之のYouTubeに吉本芸人続々登場で地上波復帰も近い? 問題はテレビ局による「吉本への忖度」か

宮迫博之のYouTubeに吉本芸人続々登場で地上波復帰も近い? 問題はテレビ局による「吉本への忖度」かの画像1
YouTube「【犬猿の仲】千原ジュニアとの間に起きた数々の揉め事について検証トークしました」より

 闇営業騒動で吉本興業から契約解除となってから1年8カ月経ったが、地上波テレビへの復帰は果たせないままの雨上がり決死隊・宮迫博之。そんななか、自身のYouTubeチャンネルには、多くの吉本所属芸人が登場するようになっている。

 3月13日に公開した動画では、宮迫の1年後輩でともに吉本印天然素材のメンバーだったFUJIWARAが登場。さらに、22日公開の動画では千原ジュニアが登場した。

 また3月4日にはロンドンブーツ1号2号の田村淳、2月にはガレッジセールのゴリ、1月には山口智充が登場している。

「宮迫さんがYouTubeを始めた当初、吉本芸人の出演はNGだと言われていました、だからこそ、カジサックが宮迫さんの生配信に電話出演した際に、ちょっと揉めたこともありました。でも、当時吉本所属だったオリエンタルラジオ中田敦彦や、同じく当時吉本所属だったキングコング西野亮廣が宮迫チャンネルに出演したことで、実は“宮迫NG”というルールがあるわけではないということがわかった。それで、他の吉本芸人たちも宮迫さんのオファーに応える形で、YouTubeに出演するようになったんです」(お笑い関係者)

 吉本側が宮迫を完全排除しているようにも見えるが、意外なことに、そうでもないというのだ。

「吉本から積極的に宮迫と絡んでいくことはないとしても、芸人個人が共演する分には“どうぞご自由に”というスタンス。闇営業騒動で吉本が問題視しているのは、宮迫と反社との関係性ではなく、あくまでも上層部に嘘をついたことであって、宮迫との共演自体は問題なしということです」(同)

 宮迫に対する吉本から圧力がないとすれば、地上波復帰も時間の問題なのだろうか。

「吉本がOKと言っていても、テレビ局はまた別でしょう。ここで、どこかのテレビ局が急に宮迫さんを地上波番組に出したら、それはそれで吉本も“聞いていない”となりかねない。吉本との関係性を良好に保ちたいテレビ局にしてみれば、わざわざ宮迫さんの復帰に手を貸して、吉本から嫌われたくないとの思いもあるでしょう。つまり、宮迫さんが地上波復帰できないのは、吉本のせいではなく、吉本に忖度するテレビ局のせいという側面は否めない」(同)

 3月21日には、千原ジュニアの公式YouTubeにも宮迫が登場。そこでジュニアは宮迫に対し、闇営業に参加した芸人たちを宮迫のYouTubeに呼んであげてほしいと話した。

「ジュニアさんの提案に対する宮迫さんの反応はあまり良くなかった。騒動と無関係な芸人とのカラミはアリでも、騒動に巻き込まれた芸人との距離感はまだ難しいのでしょう。でも、もしも宮迫さんが闇営業に行った芸人たちをYouTubeに呼び、そこで宮迫さんが謝罪をするようなことがあれば、状況は変わってくるはず。吉本も宮迫との共演を“黙認”ではなく、“完全解禁”にするかもしれない。そうすればテレビ局の吉本に対する忖度もなくなり、宮迫さんも地上波復帰も近づくと思いますよ」(同)

 宮迫が地上波復帰を果たすには、周囲の変化を待つのではなく、自分で一歩を踏み出さなくてはならないのだ。

手山足実(ジャーナリスト)

出版業界歴20年超のベテランジャーナリスト。新聞、週刊誌、カルチャー誌、ギャンブル誌、ファンクラブ会報、企業パンフレット、オウンドメディア、広告など、あらゆる媒体に執筆。趣味はペットの動画を見ること、有名人の出没スポットパトロール。

てやまあしみ

最終更新:2021/03/25 07:00
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