トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > エンタメ > テレビ  >  カズレーザーが的外れコメント謝罪

渡辺直美、差別問題にブチギレていた! カズレーザーが的外れで謝罪、小倉は新たな勘違いコメント

渡辺直美、差別問題にブチギレていた! カズレーザーが的外れで謝罪、小倉は新たな勘違いコメントの画像1
対応も見事?

 23日放送のフジテレビ『とくダネ!』にメイプル超合金のカズレーザーが生出演。オリンピック侮辱演出問題について渡辺直美に謝罪した。

 この日は東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長がスタジオ生出演。開会式・閉会式の演出トップ佐々木宏氏が渡辺の容姿を侮辱するような演出プランを提案したとして辞任した問題について橋下会長は多様性と調和が今回の東京大会のひとつの大きな柱とし、「新たに社会の変革をするためには東京大会の位置づけというのは非常に重要だという風に思いまして小谷実可子さんをヘットとするジェンダー平等推進チームを発足して、非常に活発に議論して進めています」と話した。

 小倉がカズレーザーに「一連の問題が後から後から出てきてどう思っていました?」とコメントを求めると、カズレーザーは「この件に関しては僕はもう渡辺さんに対して侮辱する側に立ってしまった人間なので、あんまり、言葉を発する資格はもっていないとは思いますね。申し訳ないですね」と弱弱しい声で謝罪。小倉はこれに「あー、そうだったの?」と返すとカズレーザーは「配慮は足りなかったと思いますね」と内省している様子だった。

 小倉は「まあ、その受け止め方って人次第だと思います。表現の問題もあろうかと思います」と他人事のように返していた。

 カズレーザーが謝罪したのはおそらく、前回同番組でこの問題を扱った際のコメントが原因だと思われる。

 19日カズレーザーは、「自分の容姿、このふくよかな体系で笑いを取ってきたし、感動も与えてきたし、それをもう自覚してらっしゃるので、正直この件についてなんとも思っていないはずなんですよ。まったく興味もない」とコメント。“なんとも思っていない”の部分はかなり強調した言い方をした。

 また問題の演出プランが出た前後のやりとりが不明なことを上げ「ここだけ切り取って出されてっていうのは不平等な感じしますね」と“もちろんあってはならない発言”としつつも佐々木氏に同情をよせていた。

 しかし渡辺は同日夜、自身のユーチューブチャンネルの生配信で、この件について40分以上にわたり心境を語っている。

 その内容は「デブの次元にいない。私だけじゃなくていろんな人たちが。10年前8年前5年前こうやって時代とともにみんながアップデートして行くわけじゃん。10年前だったらそれが当たり前のようになっていたことが、ちょっとずつ“これって良くないんじゃない”ってなって変わって行った人もいるだろうし。私の中ではこの体をポジティブに伝えてきたつもりだった。今回のこの件についてもう一度そこ(10年前)に戻された、結構なことだなと思った」「(佐々木氏の案なら)私は絶対に断っています。その演出について批判する。意図が全く分からない、そもそも面白くない。“私がブタである必要性ってなんですか?”って言ってる」など、“なんとも思っていない”と言い切ったカズレーザーの見解は、全く的外れなものだった。

 頭脳明晰で常に冷静で鋭いコメントで、称賛されてきたカズレーザーだったが、渡辺が今に至るまでにしてきたアップデートには追い付いていないことが、今回の件で露呈した。しかしカズレーザーは間違いに気が付き反省しているように見えた。

 一方、謝罪にいまいちピント来ていなかった司会の小倉だが、19日の放送で「もしオリンピッグじゃなくてオリンビッグでさ、お相撲さんとかの大きな人たちの中で直美ちゃんがまざってみんなでキレキレのダンスやったら、それはそれで盛り上がるだろうし、紙一重だと思うんだよね」と自分が考えた演出プランを語り、「これで直美ちゃんの仕事の範囲が狭まることがあったら、もっと直美ちゃんにとってはマイナスだしね」と余計な心配までしていた。

 これらの発言を忘れたかのような、どこか他人事のようにカズレーザーの言葉を受け取っていた小倉。

 このような人がアップデートに取り残されるのだろう。『とくダネ!』終了も頷ける回になった。

大沢野八千代(ジャーナリスト)

1983生まれ。大手エンタメ企業、出版社で勤務後、ネットソリューション企業に転職。PR案件などを手掛けている。KALDIフリーク。

おおさわのやちよ

最終更新:2021/03/24 14:00
ページ上部へ戻る

配給映画