“阪神有利、ベイスターズ不利”はいつまで? プロ野球、新助っ人入国へ 戦力不均衡がついに解消
#プロ野球 #新型コロナウイルス #外国人選手
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、政府の緊急事態宣言が1月から続いたことにより来日ができていないプロ野球、サッカーJリーグの外国人選手や指導者について、政府が「特段の事情」扱いで入国を認めることが判明した。
首都圏1都3県に出されていた緊急事態宣言が解除させる3月22日から適応される見込みとなった。
これまでは2020年までプレーしていた選手が再来日扱いで入国、すでにキャンプやオープン戦などでプレーしている選手もいる。一方で新助っ人選手についてはビザの発給がされず足止めされていたまま。各球団、クラブチームは1月以降、何度も政府筋に陳情していたがようやく前進することになる。
条件としては政府が条件として出す徹底した防疫措置に従うこと。入国後14日間の待機期間中は練習が可能で、およそ3日ごとにPCR検査を受験する形をとるという。
プロ野球OBは現状について次のように語る。
「これまでは横浜DeNAベイスターズが最大の10人の外国人選手の入国ができず、オープン戦を見ていても貧弱な国産打線で戦っていたが、来日の目処さえ立てば逆算して編成が可能となる。入国手続き、実戦感覚を取り戻すとなれば1軍でプレーできるのは4月下旬ごろ。そこまでの踏ん張りがポイントになるだろう」
昨年まで2年連続で優勝したセ・リーグの読売ジャイアンツも野手の新規外国人選手2人が入国できずにいた。一方、阪神タイガースはすでにマルテ、サンズ、エドワーズ、ガンケル、チェン、スアレスの合計6人が入国、オープン戦でもプレーしている。
「阪神もアルカンタラ、ロハス・ジュニアの外国人選手2人が日本に入国できず、影響はありますが去年プレーした選手が大量にいるので公式戦を戦う上ではとても有利になると見られていました。ところが、政府に掛け合った他球団の頑張りもあって新助っ人選手の入国が決まった。他球団も戦力がそろえば、これまでのような外国人選手がいるだけで優位に立てる状況ではなくなる。矢野燿大監督にとっては残念な状況になりましたね」
外国人選手に依存度が高い球団、クラブにとってはこれ以上ない朗報。あとは戦力が整うまでいかにして耐えしのぎながら試合をこなしていくのか。例年とは違った采配の妙が勝敗の分かれ目となることだろう。
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