実写版『カウボーイビバップ』撮影終了! Netflixによる人気アニメ実写化は成功するか
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2017年に製作が発表された実写ドラマ版『カウボーイビバップ』の第1シーズンの撮影がようやく終了したようだ。
映画『ジュラシック・ワールド/炎の王国』などの出演で知られる米女優で、ヒロインのフェイを演じるダニエラ・ピネダは先週、久々にInstagramを更新。アニメ版のTシャツを着た自撮り写真と共に「ようやく、『カウボーイビバップ』のシーズン1が終わった」とのコメントを綴った。
オリジナルは渡辺信一郎監督によるSFアニメの金字塔的作品。サンライズ制作で98年から99年にかけて放送(テレビ東京系、WOWOW)され、洒脱な世界観が音楽と共に人気を博し、01年には劇場版アニメも制作された。
実写化プロジェクトは過去にも何度か話題に上ったが、17年6月7日、サンライズと米国の映像制作会社トゥモロースタジオの共同製作でテレビドラマ化されることが正式に発表された。さらに翌年11月28日にNetflixでの全世界配信(一部地域を除く)が発表された際には、渡辺監督がコンサルタントとして加わることも明らかになり、ファンの期待を一気に高めていたのだが……。
「19年8月から南アフリカのケープタウンで撮影が始まるなど順調に進行していたのですが、同年10月、ニュージーランドでの撮影中に主人公スパイク役のジョン・チョーが手術が必要なほどのケガを膝に負ったため、一時中断。さらにコロナ禍も重なり、20年9月末からようやく撮影が再開されたといいます。およそ1年ほど撮影が中断した形になりましたが、無事に終了したようなのでファンとしてもひと安心ですね」(映画ライター)
現時点では配信時期などは不明だが、実写ドラマ版のエグゼクティブ・プロデューサーであるマーティ・アデルスタインは昨年、米メディアのインタビューの中で、19年10月に撮影が中断された時点ですでに第3話までが完成しており、5話までが撮影済みのはずだと明言していた。全10話になるとされていることから、我々が実写ドラマ版を目にするまでにはそれほど時間はかからないかもしれない。
ハリウッドを中心に、海外で日本の人気アニメ/マンガを実写化する動きは近年よく耳にするが、中でも意欲的なのがNetflixだ。『カウボーイビバップ』実写版を手がけるトゥモロースタジオは、昨年1月に製作が発表されたNetflix実写ドラマ版『ONE PIECE』にも携わる。国内では、『今際の国のアリス』の実写ドラマ版を成功させたROBOT制作で『幽☆遊☆白書』が実写ドラマ化されることが発表され、大きな話題になったばかりだ。
「Netflixは現在アジア地域への投資に力を入れていて、調査会社メディア・パートナーズ・アジアの見立てでは、アジア太平洋地域でのストリーミング収入は2025年までに2倍以上伸びるそう。中でも日本はアジア太平洋地域最大のマーケットになることが期待されているようです。『今際の国のアリス』は海外でも好評だったようですし、こうした実写化はますます増えていくのでは」(IT系ライター)
2020年代は日本のアニメ/マンガ原作の実写作品が世界を席巻することになるのかもしれない。
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