「シン・エヴァ」ネタバレ警戒レベルMAX! 宇多丸ほか、ラジオパーソナリティはどう、警戒線をくぐり抜けたか?
#宇多丸 #杉作J太郎 #佐久間宣行 #シン・エヴァンゲリオン劇場版:||
こんにちは。ラジオ書き起こし職人のみやーんZZです。いつも聞きまくっているラジオの中から興味深かったエピソードを紹介する連載の第7回目。今回は話題沸騰の映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』について、ネタバレを避けつつ言及した宇多丸さん、佐久間宣行さん、杉作J太郎さんのお話です。
相次ぐ公開延期を経て2021年3月8日から公開になったエヴァンゲリオンシリーズの最新作『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』。ネタバレ警戒レベルMAXの本作について、公開翌日の3月9日、TBSラジオ『アフター6ジャンクション』内で宇多丸さんが鑑賞をしたことを話そうとしたところ、まだ未鑑賞のパートナー・宇垣美里さんが「はい、何も話さないでください!」と即座に反応。
ありとあらゆる可能性を持つエヴァンゲリオンという作品の特性上、「よかった・悪かった」はもちろんのこと、「終わった・終わらない」まで含めて通常の作品とは全く異なる基準の“ネタバレライン”が適応されるため、「鑑賞した」という事実以外はなにも言えないという状況が発生。
結局、この日の放送では『スター・ウォーズ』シリーズの例を出しながら「ネタバレとはなにか」問題について考えることで、本編の内容には触れずにトークを終えた宇多丸さん。後日、ネタバレ問題があるため、毎週番組内で行っている映画時評コーナー「ムービーウォッチメン」の対象作品から『シン・エヴァンゲリオン』を除外するということも発表されたのでした。
3月10日放送のニッポン放送『佐久間宣行のオールナイトニッポン0』の中で『シン・エヴァンゲリオン』に触れた佐久間宣行さん。やはりネタバレになるために本編の内容の話は避けつつ、学生時代にアルバイトをしていた鹿児島料理店の常連がエヴァンゲリオン・テレビシリーズなどを担当したキングレコードの大月俊倫さんだったというエピソードや、2時間34分の上映時間中、トイレを我慢するために入念な対策をしたことについて話していました。
同じく3月10日、南海放送『電撃!杉作J太郎のドッキリないと5』では杉作J太郎さんが「ネタバレになることが恐ろしいから滅多なことは言えませんけども」と言いつつも、「まあ、大変によかった」とだけ話し、そこから回転寿司チェーン・はま寿司とエヴァンゲリオンのコラボ企画について言及。
現在、はま寿司の店内端末でエヴァンゲリオンの登場人物、葛城ミサト役の三石琴乃さんが「いらっしゃいませ」「ご注文は?」などと話すシステムになっていることに触れつつ、碇ゲンドウ役の立木文彦さんが回転寿司チェーン・スシローのコマーシャルで「スシローぜ!」とナレーションをしていることから、「今、回転寿司チェーンがエヴァンゲリオンでスシロー対はま寿司という図式になっている」と紹介。全く想像しなかった方向にトークを展開させていき、聞いていてひっくり返りそうになりました(笑)。
「ネタバレ厳禁」という状況の中でも、独自の切り口で作品を語っていった宇多丸さん、佐久間さん、杉作さん。三者三様のアプローチがラジオオタク的にはとても楽しめました。そしてこんなに厳しい条件でも語らずにはいられない『シン・エヴァンゲリオン』という作品自体のすごさをも再認識させられたのでした。このお三方のネタバレ全開トーク、有料配信でもいいからいつか聞いてみたいものです。
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