『ブレイブ-群青戦記』は、デスゲームでもあり学園モノでもある異色の戦国転生サバイバル! 誰かのために生き残ることができるか?
#映画 #学園ドラマ #戦国時代 #宮下かな子
新田真剣佑が主演をつとめる映画『群青戦記 グンジョーセンキ』が、3月12日から全国ロードショーとなる。
本作には、本サイト連載「宮下かな子と観るキネマのスタアたち」の著者である俳優の宮下かな子さんも出演中! というわけで早速インタビューを敢行。映画の撮影秘話について聞いた。
――本作は、「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で連載していた同名作品の実写映画版です。いわゆる“タイムスリップもの”、もっと言えば今少しNETFLIXなどで流行り始めている“デスゲームもの”ですよね。
宮下かな子(以下、宮下) そうなんです。タイムスリップものにも色々あると思いますが今作は、『アスリート高校生たちが戦国時代に行って武士と戦う』という、これまであんまり見たことがないストーリー展開で、個人的にもとても面白いものだと思っていました。
――デスゲームっていうと、本作でもちょっとずつキャラクターが死んでいったりするんですよね。結構、“グロ描写”もあるとか。
宮下 もちろん表現可能な範囲の中ではありますが、「ここまで表現していいの?」ってくらい、序盤から血がブシュブシュ出たり。実は私は、あまりそっち系の作品を見るのが得意ではないんですけど……でも、原作に近い再現がされていて、冒頭からすごく引き込まれるシーンの連続でした。
――宮下さんは、薙刀部に所属高校2年生・今井慶子という役どころで、本アック的なアクションシーンもありますね。
宮下 薙刀部の部長で、原作では男勝りな子で、結構戦闘シーンもあって。私が今まで演じてきた中で一番強い女性でした。
――薙刀ってこれまで触れたことあったんですか?
宮下 いえ、ぜんぜん! 通っていた高校の部活にもなかったですし、今回講師の先生のところに通って、ちゃんと生徒さんに混じって型の練習とかやってました。薙刀教室の生徒さんは、けっこう年齢層が幅広くて、高校生くらいから高齢の方までいて、面白かったです。近距離だと男性が有利なので、距離をとって戦えるようにという感じで、女性のスポーツって感じでした。
――本作の監督は、HTB開局50周年ドラマ『チャンネルはそのまま!』などもやられた本広克行監督ですね。
宮下 そうですね、それ以外にも舞台でご一緒したり。これまであまりやらないアクションシーンがあったり、元々の性格とは違う凛々しくて強いイメージの女性だったので、ちょっと不安もあったんですけど、本広監督が「新しい女性像を演じて見ない?」って言ってくださって。今回、スタッフ陣も本広組でご一緒させてもらっていた助監督さんたちだったので。映像を見せてもらいながら「こう映ったらこうなっちゃうから、こうしたほうがいいよ」とか細かくご指導いただいてました。生徒役の中にも『チャンネル~』に出演していたメンバーが2人いて、違う形で次は高校生としてご一緒できて面白かったです。
――そういう意味でいうと本作は、デスゲームものでもありながら、学園モノ要素も強いですね。
宮下 そうそう。今回は部活動の話もあったので。部活ごとに撮影が始まる前に体操とかしてて。それぞれの部活の体のほぐしかたをして面白かったです。
地方での撮影だったので撮影の合間にみんなでスパに行ったりして。撮影現場に女性が少なかったんで、一緒だった水谷果穂ちゃんと温泉入ったり、いろんな話をしたりしてました。いままで、こういったふうに同世代の子が集まる作品とか学園モノに出演することがなかったので、すごく刺激になりました。みなさん、熱い人たちが集まっていて芝居のお話とかもできたし、良い現場でした! 放課後の雰囲気がありましたね。
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