巨人に202センチの新人登場! ジャイアント馬場との「最長身選手」論争の行方
#野球 #巨人 #秋広優人 #ジャイアント馬場
巨人に文字通りの“巨人”が現れた。今季ドラフト5位で入団した秋広優人の身長は200cm。キャンプで1軍に合流し、開幕スタメンも噂されるが、その身長をめぐって関係者の間でちょっとした議論が生じた。
秋広は、広島の主砲・鈴木誠也と同じ二松学舎大付属高校(東京)出身。オープン戦でここまで8試合(3月15日時点)に出場した秋広は右投げ左打ちの内野手だが、特徴は何と言ってもその体格だ。公式プロフィールには身長200cm、体重95kgと記されているが、2月のキャンプ中に改めて身長を測ったところ、「202cmでした」と告白。周囲をどよめかせた。
日本プロ野球界最長身は、2014年に楽天に在籍したファンミルの216cm。このほか、ヒルマン(208cm ロッテ)、ターマン(208cm 横浜)、ブロス(205cm ヤクルト)、ミコライオ(205cm 広島)、オンドルセク(203cm ヤクルト)、ミンチー(203cm 広島)など、2m超の選手は何人もいたが、いずれも外国人で、しかも投手ばかりだ。
「2mの秋広がファーストを守れば“的”が大きいので、他の野手が送球しやすいというメリットがありますが、それだけ身長が高ければ、まずは投手をやらされるのが当たり前。海外でも同様なので、巨漢揃いのメジャーでも2m超の内野手はなかなかいません。一方、背が高い選手が打席に立つと、ストライクゾーンが広くて相手投手は投げやすく、野手として大成した例は日本ではほとんどありません」(週刊誌スポーツ担当記者)
とはいえ、大谷翔平(193cm)という例もあるので、一概に見込みがないとは言えない。ただ問題なのは、秋広の身長が202cmに“伸びた”時に出た「日本人最長身」という報道だ。
「巨人ドラ5秋広、ジャイアント馬場さん超え 朝の測定で日本選手史上最高身長『2メートル2センチ』を記録」(デイリー)
「【巨人】ドラ5秋広優人、身長2センチ伸びていた “日本選手最高”『202センチ』」(スポーツ報知)
と、複数のスポーツ紙が報じたが、これに対して物言いが入った。1999年に亡くなったプロレス界のレジェンド、ジャイアント馬場は元プロ野球選手。在籍したのも秋広と同じ巨人だ。紙面では馬場の巨人時代の登録は200cmと記されたが、プロレスラー時代の公式プロフィールは209cm。まさかレスラーになってから伸びたのか? 古参のプロレス記者がいう。
「プロレスラーのプロフィールをまともに受け止められてもねぇ(笑)。プロレスの歴史を紐解けば、日本プロレス界の祖である力道山がサバを読んでいた。彼の公式プロフィールは180cmでしたが、5~6cmは盛っていたと思われます。そうなると、他のプロレスラーもそれに合わせる必要が出てくるわけで、アントニオ猪木も公称190cmですが、そんなにはありません。ただ、馬場さんも209cmかどうかはともかく、流石に2m以上はあったと思います。恐らく203~204cmぐらいだったでしょう」(プロレス記者)
ベテラン野球ライターも、こう証言する。
「昭和の野球選手のプロフィールは本当に適当で、身長も体重も基本は自己申告。名球会入りしたある選手は、入団から引退まで一度も体重が変わりませんでした。当時はヤジも酷いので、背が低い選手は高めに、高い選手は低めに書くのが当たり前。ジャイアント馬場もたぶん、低めに申告して200cmだったのでしょう」(野球ライター)
2m超の先輩は、その後別の世界でビッグな存在になったが、秋広は野球で輝き、球界の常識を変えられるか!?
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