宮迫YouTubeにボートレース大村が2000万円で宣伝依頼も…「逆効果」だと関係者も嘆き
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長崎県大村市がボートレース大村の宣伝のために、雨上がり決死隊・宮迫博之のYouTubeチャンネルに動画制作をオファー。その報酬が動画3本で2000万円であったことが明らかになった。
この宣伝動画の1本目は、1月24日に宮迫のYouTubeチャンネルで公開済み。宮迫とYouTuberのヒカルがボートレース大村のレースで50万円ずつ勝負するという内容だ。また、大村の園田裕史市長もリモートで登場し、宮迫に向かって〈ボートレース大村を全国の人に宮迫さんの力で広めていただきたいなと思っているんです〉と呼びかけるシーンもあった。
しかし、この動画を見たボートレースファンはこう嘆く。
「宮迫さんがボートレースの知識がないというのは仕方ないとしても、ただ大金を賭けているだけで、ボートレースの魅力を伝えることはまったくできていない。これを見た人が“ボートレースをやってみよう”とは思わないですよ。宣伝効果ゼロです」
2019年に発覚した闇営業騒動により、ダーティーなイメージがついている宮迫。ボートレースを宣伝するには、不適切だという意見も多い。ボートレース事情に明るい週刊誌記者は話す。
「昨今のボートレースは、CMに田中圭を起用するなど、一般の人々にその魅力が届くように、イメージアップを図っているところ。にもかかわらず、ダーティーな宮迫に宣伝をオファーするというのは、逆効果では……。しかも、一緒に動画に出ているヒカルはずっと“反社疑惑”があり、本来ならいちばん避けるべき人物です。そんな2人に動画制作を頼むというのは、致命的にセンスがない」
また“大金を賭けるだけ”という内容についても問題があるという。
「そもそもボートレースは、少額の勝負でも楽しめるのが大きな魅力なんです。しかも、最近はギャンブル依存症対策を考える必要があり、あまり大金を賭けるような動画は好ましくない。ボートレース関係者も、そういうYouTubeの動画に難色を示しているくらいですからね。それなのに、ただ大金を賭けるだけというのは、ちょっといただけない。この動画をOKとしたボートレース大村も問題ありです」(前出・記者)
動画3本で2000万円という報酬も、明らかに不自然な設定だ。
「公営競技の“営業仕事”は、他の仕事よりもギャラが高いというのは確かです。でも、動画3本で2000万円というのは高すぎます。ネット広告事情に疎い大村市側が、代理店に騙されたと言っても過言ではないでしょうね。宮迫やヒカルのような“グレー”なYouTuberではなく、もっとクリーンなイメージのタレントが、この10分の1くらいの価格で受けてくれる案件です。とんでもなく高い金を払って、イメージを貶めているようなもので、いちばんダメなプロモーションです」(前出・記者)
この2000万円動画オファー問題については、大村市議会でも議題となっており、騒動がまだまだ収まらなさそう。しかし、園田市長は『女性セブン』2021年3月25日号において、〈100倍の費用対効果が見込めると考えています〉〈今後も人気YouTuberを活用した番組制作を進めていく方針です〉などとコメントしている。
まだまだYouTube での宣言に乗り気な園田市長。宮迫の次にボートレース大村の宣伝をするYouTuberは誰なのか。その人選も気になるところだ。
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