『ボクらの時代』小倉智昭の“失言”を女性陣が徹底フォロー!? 佐々木アナは思わず涙も…

　14日放送の『ボクらの時代』（フジテレビ系）は、同局の情報番組『情報プレゼンター とくダネ！』が26日に22年の歴史に幕を下ろすということで、メインキャスターの小倉智昭が登場。番組スタート時の女性キャスターだった佐々木恭子アナウンサーと、現在の女性キャスターである山﨑夕貴アナウンサーを迎え、思い出話に花を咲かせた。

　番組は主に、佐々木アナが小倉にインタビューするような形で進行。小倉は「みんな、『22年も続かないですよね』って言うんだけど、本人はもっとやるつもりでいたんだよ」「“後進に道を譲った”みたいな綺麗事になってるけど、本音で言うとそうじゃない」などと、『とくダネ！』終了に対して悔しさを隠さない。引退すると思われていることに対しても不満をこぼし、「本当は次の日から裏番組に出てるとかさ、それぐらいのほうがいい」と“現役”であることをアピールした。

　一方、小倉の妻は落ち着いてほしいと思っているようだ。ここ2年ほどは、自身の司会ぶりに対して妻から「マネージャー以上に」ダメ出しを受けていたそうで、仮に『とくダネ！』がもう少しだけ継続するということになっても、「それだけはやめてください」と反対されていたとか。未練がましく『とくダネ！』にしがみついてほしくないと考えているのでは、と小倉は妻の心中を推し測っていたが、確かに『ボクらの時代』での小倉からは未練が強く感じられた。

　そんな小倉に対して、女性アナたちは徹底的にフォローに回る。小倉が「番組上、ちょっといじめがあったほうが面白いってことがあるじゃない」と“失言”すると、佐々木アナは「イジリ、ね？」とやんわり訂正。しかし続けて小倉が、「俺けっこうキツいこと言うから」と、過去にラジオの女性アシスタントが辞めさせてほしいと泣いたという話を悪びれもなく語りはじめると、今度は山﨑アナが「でも小倉さんってオンエア上では（キツいイジリを）やりますけど、裏で全然違うじゃないですか」「小倉さんのいいところって伝わらないですよね？」と“パワハラ疑惑”を払拭し、すかさず佐々木アナが「オンエアにも（いいところ）出てるから！」とツッコむなど、見事な連携で場の雰囲気を変えていた。

　一見すると和やかな様子で番組は進行していたが、時折ピリっとする場面もあって目が離せない。山﨑アナが『とくダネ！』就任にあたって「ストレスがすごすぎて眠れなかった」と振り返ったり、小倉が佐々木アナを高く評価していると明かしたのに対し、「本当に嫌われると思ってた」と佐々木アナが涙ぐむなど、小倉と女性キャスターとのパワーバランスも垣間見えた。

　『とくダネ！』は今月15日から毎日、集大成として特別企画を放送しており、最終日前日の25日には歴代女性キャスター5人が集まる「小倉と5人の女」も用意されている。“今だから話せる小倉へのダメ出し”も話される予定とのことだが、「5人の女」たちは一体何を話すのか、気になるところだ。

宇原翼（ライター）

雑誌、ウェブメディアの編集を経て、現在はエンタメ系ライター。

うはらつばさ