サンドウイッチマン、10年目の被災地訪問で子どもたち一人ひとりに語りかける… 「まずは逃げて」
#サンドウィッチマン #東日本大震災 #被災地
12日放送のフジテレビ『バイキングMORE』ではMCの坂上忍がサンドウィッチマンと東日本大震災の被災地を訪れる特集を放送。小学生に特別授業を行ったのだが、坂上とサンドウィッチマン歴然とした差の出る結果となった。
同番組では、8日~12日までサンドウィッチマンが見てもらいたい場所に坂上を連れていく特別企画「坂上忍サンドウィッチマンの東北旅」を放送。
最終回となるこの日は、石巻市にある石巻小学校を訪問。小学校の先生に依頼され、サンドウィッチマンと坂上が震災を知らない子どもたちにサプライズで授業をする様子が放送された。
サンドウィッチマンには「震災の教訓」を、坂上には「未来に繋がる話」をして欲しいと頼まれると坂上は「この未来のないおじさんに?」と自虐。サンドウィッチマン伊達みきおの「我々前説みたいな感じでやりますんで」というボケに、坂上が「でもショートコント禁止ですよ」と突っ込むと、サンドウィッチマン2人が「クソ」と悔しがり、その場を笑わせた。
お笑い芸人らしいふるまいを見せていたサンドウィッチマンの2人だが体育館に集まった2010年~11年生まれの小学4年生38人の前では「お父さんお母さんの前では気にせず、自分だけ逃げてください。お父さんお母さんも自分で逃げますから。そしてどこかで会えます。必ず」と伊達が一人一人に語りかけるように真剣に話をした。
さらに「自分が助かることを一番先に考えるという話をしておけば、必ず生きて会うことができますから。その話を是非ご家庭でしてください」と震災が起こった時にどう行動するかを家庭内で話しあう大切さも伝えると、子どもたちから「はい」という声が上がった。
続いて、“未来に繋がる話”をと頼まれた坂上は「か~何話したらいいんだろうね」と苦笑い。
坂上は震災の当事者ではない自分が話したり、質問したりすることが「実際に被災した方やサンドウィッチマンお2人の話を汚してしまうんじゃないか、嘘にしてしまうんじゃないかと思ったので、そんな自分にはなりたくないと思って喋るのを拒否してしまいました」と、今回の旅で感じた本音を話し始めたのだが、少々大人向けで子どもには難しい内容。
続けて「いつか皆さんも働く時が来ます。そんな時必ず難しい判断をせまられる時あります。我慢は大切です。けど自分の事を嫌いになるような我慢はする必要はないと思っています」と語ると『小学4年生には少し難しいとも思えるこの話』というナレーションが入った。
最後はなんとか、ここに立っているのはサンドウィッチマンや伊藤利尋アナウンサーが助けてくれるからで「自分らしくいるために助けてくださったことを忘れずに必ず恩返しして頂きたいです」とまとめると「約束できますか?!」と生徒に投げかけ、元気の良い「はい!」という返事をもらい授業らしく終わるができた。
ネット上ではサンドウィッチマンの授業に「サンドウィッチマンの言葉で今後助かる人が多くいるといいな」「サンドさんの話胸にしみるな」「子どもたちにも分かりやすく話してくれるサンドさん…それをちゃんと聴いて返事してる子どもたち泣けてくる」と称賛の声が上がっていた。
この10年間で約14億円もの義援金を集め、東北に寄り添ってきたサンドウィッチマンと比べるの酷かもしれないが、態度だけは言い逃れできない。
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