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加藤浩次のエージェント契約終了報道が“吉本寄り”すぎると違和感 印象操作という声も…

加藤浩次のエージェント契約終了報道が吉本寄りすぎると違和感 印象操作という声も…の画像1
加藤浩次

 吉本興業は、極楽とんぼの加藤浩次との「専属エージェント契約」が3月末で終了すると発表した。契約終了は吉本側の意向だったという。

「吉本としては、加藤浩次を切りたかったんでしょう。闇営業騒動で“加藤の乱”を起こしたことを、今の今まで引きずっているんですよ」(中堅芸能事務所関係者)

 専属エージェント契約とは、吉本が仕事獲得の営業や、オファーの窓口を担当する一方、ギャラ交渉やスケジュール管理はタレント本人が行うというもの。実際に仕事を獲得した際、クライアントからタレントに支払われるギャラから一定の割合が吉本に入る仕組みだ。

「今回の加藤と吉本との契約終了にあたって、スポーツニッポンが加藤と吉本のギャラ取り分の割合が8:2だったことを報じています。つまり、加藤の取り分が多いため吉本には旨味がなく、だから吉本は加藤との契約を終了した、という論調です。明らかな“吉本寄りの報道”だし、当事者しか知り得ない情報も含まれている。吉本が加藤を貶めようとして、一部のメディアを動かしているんじゃないかと疑いたくなります」(ベテラン芸能記者)

 ちなみに、エージェント契約のギャラの取り分が“8:2”というのは、決して珍しいものではないとも言われている。

「一概には言えませんが、エージェント契約の場合、“タレント9、事務所1”とか、“タレント8.5、事務所1.5”くらいのケースも多い。加藤さんの“8:2”というのは、むしろ吉本側が多めにもらっているという印象なんですよね。にもかかわらわず、“加藤がもらいすぎている”みたいな報道が出るのはさすがに違和感があります」(同)

 この春には、加藤がメインMCを務めていた『スーパーサッカー』、『この差って何ですか?』(ともにTBS系)という2つのレギュラー番組が終了する。

「番組終了の裏側に、吉本からの圧力があるのではないかと思えてくる展開ですよ。それこそ『スッキリ』(日本テレビ系)の裏番組に吉本所属の麒麟川島がMCを務める『ラヴィット!』(TBS系)が始まるというのも、加藤への“刺客”と言われていますしね。吉本は加藤浩次を潰そうとしているのかもしれません」(前出・中堅芸能事務所関係者)

 吉本が加藤つぶしのために“実力行使”に出ているかどうかはわからないが、契約が終了となったのであれば、吉本にとって加藤はもはや外部の人間。自社所属芸人のライバルとなるわけであり、視聴率を奪いにかかるのも当然のこととも言える。

「いずれにしろ、加藤さんはこれからもっと厳しい状況になっていくでしょうね。少なくとも吉本の息がかかっているバラエティ番組には、出にくくなるのでは」(同)

 加藤浩次と吉本との本当の戦いは、これから始まるのかもしれない。

手山足実(ジャーナリスト)

出版業界歴20年超のベテランジャーナリスト。新聞、週刊誌、カルチャー誌、ギャンブル誌、ファンクラブ会報、企業パンフレット、オウンドメディア、広告など、あらゆる媒体に執筆。趣味はペットの動画を見ること、有名人の出没スポットパトロール。

てやまあしみ

最終更新:2021/03/14 08:00
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