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日刊サイゾー トップ > エンタメ > ドラマ  > 『俺の家の話』恋愛描写に賛否

戸田恵梨香と長瀬智也の進展に賛否…『俺の家の話』に“甘い恋愛”要素は必要なのか

 

『俺の家の話』
『俺の家の話』公式サイトより

 3月5日放送されたクドカン脚本の金曜ドラマ『俺の家の話』(TBS系)第7話の展開が賛否を呼んでいる。

 能楽師で人間国宝の寿三郎(西田敏行)を父に持つ観山家での出来事を、“介護”や“人生の終わり方”といったヘビーな題材を扱いながらもコミカルに描く『俺の家の話』。第7話では、かねてより寿一(長瀬智也)に好意を寄せていたさくら(戸田恵梨香)が、寿一に改めて愛を告白。その真剣でまっすぐな気持ちに対して、寿一はリングの上で「幸せにしまーす!」と叫び、前妻にプロポーズした時と同じシチュエーションで応えるのであった。

 そんなプロポーズシーンで幕を閉じた第7話。視聴者からは「リングでプロポーズかっこいい!最高!!!」「控えめに言って最高のプロポーズ」「さくらちゃんよかったね!寿一よかったね!おめでとう!」と祝福の声が上がった。

 さくらは、前妻から「殺気放ってて怖かった」と否定された寿一を、まるごとすべて受け入れた。プロレスラーとしてのかっこいい寿一だけでなく、人間臭くて情けないところや、つい殺気を放ってしまうところも、ありのままの寿一を受け入れた。寿一がスーパー世阿弥マシンとしてリングに上がりながらも、ブリザード寿のオリジナル技“寿固め”で試合を締めくくったのは「偽りのない本当の自分で生きていく」という彼の決意の表れなのかもしれない。

 一方で「全てが面白いドラマだけど、寿一とさくらがくっつくのはやや冷める」「寿一がさくらさんのプロポーズに全力で応えたのが結構意外な展開だった」と困惑する声も。

 これまで、不器用だけど温かくて愛おしい家族の絆が描かれてきた『俺の家の話』なだけあって、突然物語が“甘い恋愛”に舵を切ること違和感を抱いた視聴者も少なくないようだ。ましてやさくらはもともと寿一の父・寿三郎が惚れた女である。弟の踊介もさくらに惚れている。ここにきてまさかの四角関係になるというトンデモ展開に、驚いてしまうのも無理はない。

 ただ、クドカンのことだ。このままさくらと寿一が順調に結ばれていくという単純な展開は考えにくい。後妻業として登場したさくらだからこそ「寿三郎だけでなく寿一にも結婚詐欺を働いていた」という、どんでん返しもなきにしも非ず。今夜の放送を楽しみに待ちたい。

■番組情報
金曜ドラマ『俺の家の話』
TBS系/毎週金曜日22時~
出演:長瀬智也、戸田恵梨香、永山絢斗、江口のりこ、桐谷健太、西田敏行、井之脇海、道枝駿佑(なにわ男子/関西ジャニーズJr.)、羽村 仁成(ジャニーズJr.)ほか
脚本:宮藤官九郎
演出:金子文紀、山室大輔、福田亮介
チーフプロデューサー:磯山晶
プロデューサー:勝野逸未、佐藤敦司
音楽:河野伸
製作:TBSスパークル、TBS
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/oreie_tbs/

早乙女りこ(ライター)

東京生まれ神奈川育ちのフリーライター。映画・ドラマはジャンル問わず幅広く鑑賞しており、物語の展開を予想したり、役者の演技を複数作品で見比べたりすることが趣味。

さおとめりこ

最終更新:2021/03/12 18:30
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