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五輪橋本組織委会長、やはり “お飾り!? 国民目線発言も誰も求めてない謎行動

五輪橋本組織委会長、やはり お飾り!? 国民目線発言も誰も求めてない謎行動の画像1 東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長が今後、週1ペースで自ら会見を開き進捗状況を説明する機会を設けることを発表した。森喜朗前会長が女性蔑視発言で辞任した後、著しい信頼低下を何とか食い止める狙いがある。

 5日に初の定例会見を開いた橋本会長は「不安の払しょくにも努めないと」と経緯を説明。新型コロナウイルス感染拡大の影響を問わず開催強行を打ち出していた森前会長とは対照的なスタンスで臨むようだ。

 また、今夏の五輪開催についても改めて言及。

 焦点となったのは国民のコロナ対策に対する感情や、地域医療の逼迫状況があれば「非常に難しいのではないか」として、医学や科学的知見を踏まえて専門家や政府、東京都と連携しながら「安心感を持っていただけない限り開催は難しいと思っている。無理矢理に何が何でも開催では決してない」と、かなり踏み込んで発言した格好だ。

 また、3月25日に始まる五輪聖火リレーについても「安全が最優先」と話し、コロナ事態対策チームを発足させたと報告したが、五輪関係者は「森前会長とは政界において親子とも言われている2人。会見の発言内容も鵜呑みにはできないでしょう」と厳しい目で事態を見守っている。

「その一端を垣間見たのは聖火リレーの話題で出た、自らを『盛り上げるお役に立てるなら』とリレーに合わせて全国行脚を示唆したことでしょう。今、関東1都3県は新型コロナウイルスの新規陽性者が高止まりしているとさかんに報じられており、例えば東京都が掲げる前週の3割程度ずつ新規感染者を減らす目標も実際には約1割しか減っていない。新規感染者減少のスピードも鈍化しており今後、急増する可能性すら指摘している。それなのに全国行脚とは、完全に世間が求めるものとは真逆の発言。口では国民目線で判断すると匂合わせていますが、森前会長が院政を敷いていると指摘する声もあります。かといって、政府官邸との調整能力もない。やはり、“お飾り感”は拭えない」

 そんな中、5月4日に東京都内で開催が予定されている五輪テスト大会を兼ねた体操のワールドカップが中止に追い込まれることもわかった。

「聖火リレーの次に大きなイベントはテスト大会で4月中旬以降、随時各競技が五輪会場で開催します。これができないとなれば物理的に五輪開催は無理ということにもなる。そこまで時間を引き延ばすのでしょうか」

 開催か否かーー決断への時間は、そう長くは残されていない。

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最終更新:2021/03/11 23:00
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