PS5の品薄は解消傾向も… お次は独占タイトルの少なさをどう挽回できるのか?
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2020年11月に発売が開始されたPS5。新型コロナウイルスの影響で、新世代ハードの発売にしては珍しく発売イベントはなし、販売もオンラインあるいは抽選予約のみという、これまでではあり得なかったものに。
その後も基本的に同じ販売方法が続いており、抽選予約合戦が続いている。特に年末商戦といわれる時期は抽選予約合戦が加熱。各社のECサイトでは過去に購入実績がある、同社のクレジットカードが必須など、いろいろ工夫を凝らしていた。
3月現在、この方法は若干緩和されてきており、特に条件なしで抽選に申し込むことができるECサイトが増えてきた。また、一部のECサイトではキャンセル分の繰り上げ当選なども行っている。
常時在庫とまではいかないものの、秋葉原の一部店舗では店頭にデジタルエディションが数台並んでいたという報告もツイッター上で見受けられるぐらいだ。
ゲームファンに話を聞いてみたところ、「抽選予約で手に入りにくい感に煽られて何度も申し込んでみたものの、まったく当選しないので今はもういいやって感じです」と熱が冷めてしまった意見も。
「そもそも、今PS5でやってみたいゲームが今ないんですよね」と続ける。
確かに、ハードが大きく動くときは、そのハードでしかプレイできないゲームが存在するからだ。それを最も体現しているのが、現在国内で独走状態にあるSwitchだろう。
あつ森、リングフィットアドベンチャー、桃鉄など2020年のヒットゲームはすべてSwitchの独占タイトル。今年に入ってからも、スーパーマリオ3Dワールド+フューリーワールドがヒットしており、3月26日には待望のモンハン新作モンスターハンターライズが登場する。
一方、PS5のタイトルラインナップはどうだろうか。4~6月の主なラインナップは以下のとおりだ。
4/1:アウトライダーズ
4/22:ニーアレプリカント
4/29:R-TYPE FINAL2
4/30:Returnal
5/8:バイオハザード ヴィレッジ
5/21:DEATHLOOP
5/25:バイオミュータント
6/10:ファイナルファンタジーVII リメイク インターグレード
6/11:ギルティギアストライブ
6/11:ラチェット&クランク パラレル・トラブル
6/22:Back 4 Blood
6/24:カリギュラ2
このうち、太字になっているものがPS5独占で、いわゆるPS5でないと遊べないタイトル。それ以外のタイトルは、PS4版リリースされる。この中にギルティギアストライブは、さきごろオープンβテストが行われたが、参加したユーザーによると、「PS4でもじゅうぶん快適にプレイできた」という感想も。
PS5独占タイトル数をどう見るかは意見が分かれるところだが、全4本のうち、リメイクにあたるものが1つ(FF7)含まれている。
ほかの3タイトルは完全新作だが、DEATHLOOPはPC版も配信される。近年のeスポーツブームやテレワーク需要でPCを新調する人が増え、いわゆるゲーミングPCを導入するユーザーも増加しており、PC版があるならそれで遊ぶ層もいるだろう。
まとめると、向こう3ヵ月間でPS5を持ってないとプレイできない完全新作ゲームは、Returnalとラチェット&クランク パラレル・トラブルの2タイトルということになる。この2タイトルはどちらもPlayStation Studiosのゲームで、力作であることは間違いないし、注目も集まっている。
これらのタイトルラインナップどれだけPS5本体を動かす力がどれぐらいあるだろうか。現在独走状態のSwitchは、同時期の独占タイトルとして、Newポケモンスナップ、ファミコン探偵倶楽部消えた後継者、ミートピア、マリオゴルフスーパーラッシュなどの強力ラインナップを用意。
春以降のゲーム商戦もかなり激烈な争いになりそうだ。
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