『ダウンタウンなう』が松本人志メインの番組に移行　降板になった浜田との関係性に不安の声

　フジテレビ系『ダウンタウンなう』（毎週金曜午後9時55分）が3月いっぱいで終了し、4月2日から同番組内企画『人志松本の酒のツマミになる話』が独立した新番組としてスタートすることが明らかになった。これに伴い、『ダウンタウンなう』にレギュラー出演していた浜田雅功と坂上忍は降板となる。

　ダウンタウンと坂上忍の3人が毎週ゲストを迎え、飲食店でトークを展開する「本音でハシゴ酒」という企画をメインに放送していた『ダウンタウンなう』。しかし、コロナ禍によりロケが難しくなり、ここ最近は松本を中心にゲストが酒を飲みながら話す『人志松本の酒のツマミになる話』が放送されていた。今回の4月改編で、正式に番組の看板が『人志松本の酒のツマミになる話』に移行する形となった。

　ダウンタウンの冠番組から松本人志の冠番組への変更ということで、ダウンタウンの2人の関係性悪化を指摘する声もあるが。

「10年くらい前からダウンタウンの“解散説”は、幾度となく囁かれています。コンビの番組が終わるたびに、そういった話が持ち上がるのももはや恒例行事みたいなもの。まあ、実際のところ2人とも特にダウンタウン2人での活動にこだわっているわけではなく、あくまでも“コンビへのオファーがあったら受けているだけ”というスタンスだと言われています。わざわざ解散するようなこともないんじゃないでしょうか」（中堅芸能事務所関係者）

　一方で『ダウンタウンなう』では、浜田があまりやる気を見せていなかったのではないか、という声も聞こえてくる。

「たしかに『なう』における浜田さんは明確なツッコミ役でもなく、なんとなく話を聞いているだけのときもありましたからね。でも、ダウンタウンとして出演している番組での浜田さんは、大抵そんなもんです。基本的に松本さんが主導権を握っている番組では、浜田さんは特に意見もしないし、積極的にも動かない。ずっと受け身の状態で番組に出演しているので、すんなりと身を引いたのかもしれません」（同）

　その一方で、ピンで出演する番組での浜田は、かなり積極的に番組に意見するという。

「浜田さんがメインの番組の時は完全に“座長”という感じで、全部を仕切っています。MCとして出演者たちを上手く回すだけでなく、スタッフに指示することも多い。ダウンタウンの番組ではよく浜田さんは“老い”をイジられることもありますが、ピンで出ている番組ではまったくそんなことはない。なんなら“ダウンタウン”で番組に出ているときの浜田さんは、手を抜いているといっても過言ではないほど。長年こういう関係性で続いているのがダウンタウンですから、今回の『なう』終了についても2人ともなにも思ってないでしょう」（同）

　いくら不仲説が浮上しようとも、2人の関係性が変わることもなさそう。ダウンタウンが第一線から退く日はまだまだ先のようだ。

手山足実（ジャーナリスト）

出版業界歴20年超のベテランジャーナリスト。新聞、週刊誌、カルチャー誌、ギャンブル誌、ファンクラブ会報、企業パンフレット、オウンドメディア、広告など、あらゆる媒体に執筆。趣味はペットの動画を見ること、有名人の出没スポットパトロール。

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