テレ東佐久間P、決断後押ししたのはキアヌ 退社「不安」でも“答えのない人生”を選ぶ
#テレビ東京 #佐久間宣行 #退社
こんにちは。ラジオ書き起こし職人のみやーんZZです。
いつも聞きまくっているラジオの中から興味深かったエピソードを紹介する連載の第6回目。今回は2021年3月3日放送のニッポン放送『佐久間宣行のオールナイトニッポン0』での佐久間宣行さんのテレビ東京退社トークです。
正式発表前からヤフーニュースのトップで報じられるなど、大きな話題となってしまっていた佐久間さんのテレビ東京退社。番組冒頭から「ただのサラリーマンが退社するというニュースがヤフーニュースのトップになるなんてみんな、ちょっと変だと思わないダメよ」と言いつつも、退社の理由を話し始めた佐久間さん。
数年前から管理職として管理業務メインの仕事をすることを会社側から打診されていた佐久間さんは「ディレクターとして、テレビ制作現場で働き続けたい」という気持ちを優先し、家族と相談した上で退社することを決めたそうです。
テレビ東京と交渉して『ゴッドタン』など現在担当中の番組は、引き続き担当をすることになったので仕事的に変化はないということでした。
「人生のターニングポイントをこんな風に共有して全部しゃべるラジオ、ないですからね。なにせ俺は今、会社の登記とかもひっくるめて、なににも分からない状態。税金をどうするのとか、全部ググって調べている最中だからね」「夢はもちろんあるし、いろいろあるけど……今の現状で言うと『不安』です(笑)」と正直な気持ちも話してくれるので、聞いているこちらもグッと来てしまいます。
そんな佐久間さんに対して台本で「佐久間さん、ようこそ個人事業主の世界へ。改変期近辺、お前も震えて眠れ! ひとつの番組が終わることの本当の重みを全身で感じろ!」とメッセージを送る番組の構成作家さんや、佐久間さんが設立する事務所の名前(フランス語やドイツ語のおしゃれな名前ばかり)を勝手に考えて送ってくるリスナーたちのノリも含めて、みんなで佐久間さんの新しい船出をお祝いしているような素敵な放送でした。
番組放送終了間際には、佐久間さんの決断を後押しした作品としてキアヌ・リーヴスが出演している『サムサッカー 17歳、フツーに心配な僕のミライ』という2005年の映画を紹介。
「これ、なにかあった時に見返す映画で、最後にキアヌがめちゃくちゃいいことを言うんだよ。悩んでいる男の子が『私の生きる意味はなんですか?』って言ったのに対してキアヌが『違うだろう? 大切なのは答えのない人生を生きる力だ』って言うの。俺、その映画を見返して退職を決めたんだよね」と話していたのでした。
これまで、番組内でたびたびネタにしているキアヌ・リーヴスの言葉で人生の大きな決断をした佐久間さん。「キアヌも佐久間さんも信頼できる!」と感じさせるエピソードで最高ですよね。佐久間船長、僕らリスナーはこれからもずっと応援していきますよ。ヨーソロー!
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