『深イイ』声優業界の密着企画に「もう下手な芸能人声優いらない」「頑張ってるのにやるせない」の声が続出
#声優 #人生が変わる1分間の深イイ話
3月8日放送の『人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ系)は、「声優デビューへの道」第2弾として、声優・森川智之が率いる声優養成所「アクセルワン」に密着。倍率100倍といわれる難関デビューを目指し、声優の卵が集まる養成所の中でも38人の“選抜クラス”の練習風景を放送した。
選抜クラスといっても、森川からは「口先でやっちゃダメ」「キャラクターの喋り方を作ってるだけ」「無理やり声を作ってるようにしか聞こえない」などとゲキが飛び、「アニメーションが好きだから声優になりたいと言う子が結構多い。実際にやることによって、どれだけ自分ができないかというのを体感してもらう」と厳しい現実が突き付けられた。
コールセンターや整体師として働きながら声優養成所に通う人がいたり、家でも苦手なセリフ回しを練習したりしてもオーディションでは上手くいなかいことも多いのが声優の世界。実際、アニメ『BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS』の主人公の声を務める声優・三瓶由布子でさえも、キャリアに関係なく今でも年間何十本ものオーディションを受けているといい「落ちてる数のほうが圧倒的に多い。メンタルのタフさが必要」と語った。
さらに、洋画のほんの数シーンに出てくる脇役を巡ったオーディションでさえ、受けられるのは選抜された数人のみ。ピリピリとしたオーディションの様子に出演者からは「大変……」と声が漏れる場面も。また、ワイプに移る今田耕司も思わずうつむいてしまうほどの厳しい世界だったが、オーディションに落ちた人に向けて「あなた、良い声ですよ」とメッセージを送っていた。
「こうした現実に視聴者からは『声優ってある意味芸能の仕事で1番厳しいんじゃって思う』『専門学校や養成所は才能のない人を早々に諦めさせる場でもあるんだね。』との声があがるのと同時に、『もう話題作りのために下手くそな芸能人に無理やり吹き替えとかやらせなくてもいいと思う』『なんかそういう声優界の厳しさと芸能人吹き替えのことを考えると虚無るな…』『新人声優さん、こんな厳しいオーディションしてるのに、芸能人がへたな声優してるのみると、なんだかなぁ…やるせない』という声が噴出。話題の映画やアニメでは、俳優や女優が声優に初挑戦することも多いですが、ただでさえ狭き門の声優の世界に芸能人が入ることで、本格的に練習を積んでいる新人声優の行き場がなくなるため『深イイみて声優大変やなって思う分、知名度だけで芸能人が声優する棒読み演技が許せんわ』と、怒りが沸いてきたという視聴者もいたようでした」(芸能ライター)
声優が下手だと肝心の映画やアニメの内容が入ってこなくなることもある。まさに、命を吹き込む作業をする使命を担っているだけに、経験不足の女優・俳優が安易に声優に起用される風潮は廃れてほしいものだ。
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