『ボクらの時代』高畑充希が率直な発言で翻弄!? 宮野真守に「おもんない」
#高畑充希 #ボクらの時代 #宮野真守
7日放送の『ボクらの時代』(フジテレビ系)に集まったのは高畑充希、宮野真守、宮澤エマの3人。9日から東京・日生劇場で上演されるミュージカル『ウェイトレス』での共演者という組み合わせだ。
意外なことに、マスクをしていない姿でちゃんと顔を合わせて話すのは今回が初めてだという3人。東京都の緊急事態宣言は2週間延長されたが、稽古場でもマスクをするなど感染予防対策を徹底しているのだろう。同じ舞台を作り上げる同士ながら、「そういう顔をしてたんだね、みんな」という言葉から始まる、独特の距離感。コロナ禍ならではの鼎談だったといえるのかもしれない。
印象的だったのは、高畑の率直さだ。「ヘレン・ケラーをやりたい」という夢を持って演技の世界に入ったら17歳で叶ってしまい、デビューして数年で「燃え尽き症候群」「やりたいこと、ない」状態になったと告白。嫌味な発言とも取られかねないが、そう感じさせなかったのは、地に足のついた高畑の女優としての実力と、その素直さが故だろうか。
高畑はまた、舞台やミュージカルについて一家言ある様子を垣間見せた。公演の価格の高さなどが一般の人に“敷居の高さ”を感じさせていると指摘。“それでも観たい”と思わせる力のある女優になるのが夢だったと話し、「それに関しては叶いつつあるのかな、と思うとテレビ出れてよかったな」と、映像の世界でも活躍してきた自身のキャリアを振り返りつつも、一方で、「だいたい同じ層のお客さんで回ってしまっていて、業界が停滞したり」と、舞台やミュージカルを取り巻く状況について危機感を抱いていることを明かしていた。さすがにこの手厳しい言葉に、慌てて宮澤は「すごいキーワード出たな」とツッコんで笑いに変えていたが、高畑は「ポップな話をしたかった(のに)」と反省しながらも、改めて「もうちょっと風通しのいい世界になってほしいなって」と願いを口にした。言わずにはいられなかったのだろう。
高畑はほかにも、ドラマ出演も多いのにもかかわらず、1年半ほど前から自宅にテレビを置いていないとあっけらかんと告白。また、人気声優である宮野が意外にも自分の声を気に入っていないと明かしたことから「声ばかりは生まれもったものだから変えられない」という話になると「顔も見た目もいかようにでもなる」とぶっちゃけるなど、高畑は率直な物言いで終始、宮野と宮澤を驚かせ、笑わせていた。
番組終盤では、NHK『おげんさんといっしょ』で共演が続く高畑と宮野の息の合ったやり取りも。高畑が自身の素顔について「“おもろいか・おもろくないか”でしか物事を判断してない」関西人であると話すと、宮野は「今、ボク、おもろかったっすか?」と小芝居に入り、高畑がこれに乗って「今のあんまおもんないわ」と辛口で返すミニコントが繰り広げられていた。
マイペースな高畑、芸人顔負けでボケる宮野、そして時折ツッコみながら話を進行していく宮澤。ミュージカル『ウェイトレス』でも、この3人ならではの絶妙なバランスが発揮されていることだろう。
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