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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > ユースケの“萌えおじ役”は適任!?

ユースケに“萌えおじ役”は適任だったのか? 『オー!マイ・ボス!』菜々緒と恋仲役演じるも…

『オー! マイ・ボス! 恋は別冊で』公式サイトより

 上白石萌音玉森裕太間宮祥太朗が繰り広げるお仕事系ラブストーリー『オー! マイ・ボス! 恋は別冊で』(TBS系)の第9話が、3月9日に放送される。最終回を間近に控え、主人公の奈未(上白石萌音)は潤之介(玉森裕太)からのプロポーズを受ける。それに対して奈未がどんな答えを出すのか、また廃刊は免れたものの編集長を外された麗子(菜々緒)がどうなっていくのかが描かれていくようだ。

 “ドS先輩”こと中沢(間宮祥太朗)との三角関係に一旦の決着がつき、奈未と潤之介の仲はかなり進展している一方、いまだにあまり進展がないのが菜々緒演じる麗子と、ユースケ・サンタマリア演じる出版社副社長の宇賀神だ。第4話で、麗子がかつてアシスタントを務めていたファッション界の大御所・ウエクサジンコ(高岡早紀)の元夫だったことが明かされた宇賀神。そのころから麗子は淡い恋心を抱いていたようで、何がきっかけだったのかは明かされていないが宇賀神も麗子に対してほかとは違う気持ちがあるようだ。

 ユースケ・サンタマリアといえば、これまではひょうひょうとした役やクセのある役どころが多かった。2019年に同じ火曜ドラマ枠で放送された『わたし、定時で帰ります。』(TBS系)でも、お調子者の“ブラック上司”っぷりがハマっていたし、バラエティ番組などで見るユースケ本人にもどちらかと言えば脱力系のユーモアがにじむ。しかし彼が今回の『ボス恋』で演じる宇賀神は、枯れたなかにもどこか大人の色気を感じさせる“萌えおじ”という新しい役どころだ。お互いに好意を寄せる麗子のほかに、麗子のライバルである麻美(高橋メアリージュン)から意味深に言い寄られるシーンもあるなど、『ボス恋』のキレイどころから一心に好意を受けている。たしかに柔和な雰囲気は出ているが、恋愛においてはいまのところ宇賀神からの積極的なアプローチはなくどちらつかず。まだ“萌えおじ”の域に達しているとは言いがたいのだ。

 放映前のリモート会見で「自分が一人で“萌えおじ”の雰囲気を匂い立たせるのは、すごく難しい」と話していたユースケだが、あっという間にドラマは最終回まで残り2話となってしまった。次回予告では、編集長をクビになった麗子が行方不明になりざわつく編集部の面々や、「もう戻るつもりはない」というセリフとともに、宇賀神らしき人物を前にして涙をこらえる麗子の泣き顔が。デキる鬼編集長であり続けてきた麗子がその肩書きをなくし、二人が副社長と部下という関係でなくなったとき、宇賀神の見せ場がついにくるのか注目だ。

 “イケおじ”から派生した“萌えおじ”という新ジャンルに挑戦したユースケ。展開次第では、俳優としての手札をひとつ増やせるチャンスとなりそうだ。

■番組情報
火曜ドラマ『オー! マイ・ボス! 恋は別冊で』
TBS系/毎週火曜日22時~
出演:上白石萌音、菜々緒、玉森裕太、間宮祥太朗、久保田紗友、亜生(ミキ)、秋山ゆずき、太田夢莉ほか
脚本:田辺茂範
演出:田中健太、石井康晴、山本剛義
プロデュース:松本明子
音楽:木村秀彬
主題歌:Kis-My-Ft2 「Luv Bias」(avex trax)
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/BOSSKOI_tbs/

東海林かな(ドラマライター)

福岡生まれ、福岡育ちのライター。純文学小説から少年マンガまで、とにかく二次元の物語が好き。趣味は、休日にドラマを一気見して原作と実写化を比べること。感情移入がひどく、ドラマ鑑賞中は登場人物以上に怒ったり泣いたりする。

しょうじかな

最終更新:2021/03/09 13:30
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