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日刊サイゾー トップ > 社会 > メディア  > 静岡放送社長不倫辞任で古い体質あらわに

静岡放送社長、W不倫疑惑辞任の裏に地方に残る老舗メディアの悪しき体質

静岡放送社長&美熟女アナW不倫の代償の画像1
静岡新聞ウェブサイトより

 5日発売の写真誌「FRIDAY」(講談社)でW不倫が報じられた静岡新聞・静岡放送の大石剛社長について、同社は大石氏が社長を辞任する意向であることを公式サイトで発表した。

 同社のサイトで大石社長は「軽率な行動でお騒がせをし申し訳ございません。報道されたような不適切な関係は一切ありませんでしたが、今後は誤解を与えないような行動をとるように留意してまいります」とのコメントを発表した。

「FRIDAY」によると大石社長は、同局の原田亜弥子アナウンサーと互いの自宅とは別の住居で泊ったり、泊りがけでゴルフ旅行に出た様子などを報じ、2人を直撃した一部始終を4ページにわたり掲載している。キスシーンなどはないが、大石社長が原田アナの頭をポンポンと愛撫する姿や、個室のある「米ぬか酵素風呂」から仲良く出てくる姿も。騒動を機に原田アナウンサーもレギュラー出演しているテレビ、ラジオ番組を当面の間、出演を見合わせすることが決まった。

 事情を知る放送関係者は次のように話す。

「静岡放送では以前より、幹部によるパワハラまがいの出来事が多いという情報が業界内で飛び交っていた。企業体質なのか風通しも悪く、それに嫌気をさして退社を決めた優秀な若手も多かった。こうしたことに嫌気がさしたのか、今回の報道も社内では身内からのリーク説が濃厚だともっぱら。今後も第2、第3弾が別の媒体から報じられるのではないかとみています」

 地方局とはいえ、トップをめぐる今回の社内不倫は、近年なかなか見られないゴシップだったが、別の民放関係者は「別に静岡放送だけじゃないよ」と苦笑いしながら実情を語る。

「今回の静岡放送、静岡新聞の最大の特徴はオーナー企業ということ。代々、社長など役員にも同族経営になっています。この形式の放送局は全国ほかのエリアにも今でも結構、ありますね。わざわざニュースにはなっていませんけど、不倫はもちろん、不正経理と思われても仕方がない金の使い方や、果ては社内の一部しか知らない投資をやっていたり。家族が警察のご厄介になることも多いですね。今回の件も、同じオーナー経営の放送局内では話題になっていますが『大石さんも、取締役を辞任しないなら一緒でしょ』って話。こういう人が幹部で残れば今後、さらなる離職を引き起こしかねない」

 いわば今回は社内リークにより社長が刺された形である。ただ、こうしたオーナー企業という老舗メディアの体質には、今後もチェックが必要なのかもしれない。

与良天悟(芸能ライター)

1984年、千葉県出身のウェブメディア編集者。某カルチャー系メディアで音楽や演劇を中心にインタビューなどを担当するほか、フリーで地元千葉県の企業の記事なども請け負っている。

よらてんご

最終更新:2021/03/10 07:00
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