ガレッジセール・ゴリ、『ゴリエ』で宮迫とコラボも政治的発言で干され映画監督が本業に？

　昔のキャラにすがっても、表舞台に返り咲くのは難しそうな気配だ。

　2月25日、雨上がり決死隊・宮迫博之とガレッジセール・ゴリが互いの公式YouTubeチャンネルにコラボ動画を公開。00年から06年まで放送された人気バラエティ番組『ワンナイR&R』で人気を博したキャラクター『轟さん』と『ゴリエ』にそれぞれ扮し、およそ15年ぶりの競演を果たした。

『ゴリエ』で一世を風靡し、NHK紅白歌合戦にも出演したことのあるゴリだが、最近はローカル局にレギュラーがあるものの、ほとんどバラエティで姿を見ることがない。

　放送作家が言う。

「ゴリは06年から映画に取り組んでおり、2月26日には今年4月に行われる沖縄国際映画祭を盛り上がるためのイベントに参加。照屋年之監督としてメガホンをとった『NAGISA』が上映され、同じ芸人で映画監督の品川祐とトークを行い、『これからは沖縄を舞台にした刑事モノを撮ってみたい』と意気込んでいました。今後は芸人よりも映画監督業に比重を置いていくと思われます」

　言うまでもなく宮迫は闇営業騒動でテレビから消えたが、一方のガレッジセールは別の原因が囁かれているという。

「16年に沖縄出身のゴリがインタビューで語った内容が一因だと言われています。ゴリは普天間の在日米軍の基地問題について『反対派の声ばかりが目立っている』と発言。これがテレビ局や広告代理店のキャスティング担当に政治的発言やメディア批判だと受け取られてしまった。これが原因…とは言いませんが、同時期に地上波には姿をみせなくなってしまった。ただ、スポンサーや制作サイドは相変わらず芸能人の政治発言を快く思っていないフシはある」（週刊誌記者）

　こうしたテレビの“しがらみ”は少なからず古くから残っている。ただ先日の週刊誌にて、吉本興業の大崎洋会長から「絶縁宣言」を突き付けられていた宮迫と組んだら、地上波復帰はますます遠のきそうだが…。

大沢野八千代（ジャーナリスト）

1983生まれ。大手エンタメ企業、出版社で勤務後、ネットソリューション企業に転職。PR案件などを手掛けている。KALDIフリーク。

おおさわのやちよ