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芸人仲間から天才と評される芸人・もう中学生『有吉の壁』をきっかけに大ブレイクの兆し

芸人仲間から天才と評される芸人・もう中学生『有吉の壁』をきっかけに大ブレイクの兆しの画像1
Twitter:もう中学生(丸田典幸)@mouchumaruta より

 第7世代の若手から中堅クラスまで、幅広い芸歴の芸人たちが、縦横無尽にボケを繰り出す日本テレビ系『有吉の壁』。実力のある芸人が勢揃いし、業界内注目度も高いこの番組だが、そこでいま、にわかに輝きを増しているのは、ピン芸人のもう中学生だ。

 2020年4月からレギュラー放送となった『有吉の壁』だが、当初もう中学生は番組に出演していなかった。その後、10月に初登場し、昨年末から今年にかけては、ほぼレギュラーのような状態で出演し続けている。

「お得意の大きな書割の小道具や、ラジコンを使ったネタが、とにかくウケています。ほかの芸人にはない絶対的な個性があって、誰かとかぶるようなこともないので、一度番組にハマりさえすれば、自分のポジションを確保できるタイプ。少なくとも『有吉の壁』には、今後も出続けていくでしょうね」(バラエティ番組制作関係者)

 もう中学生は、かつて『爆笑レッドカーペット』(フジテレビ系)などにも出演し、一時期は人気者だったが、ここ最近のメディア露出は減少していた。

「世間的には“あの人は今”みたいな感じもありますが、芸人の間ではもう中さんずっと“天才”と言われ続けていますよ。他の芸人とは明らかの発想のベクトルが違うし、自分を曲げるようなこともない。それでいて、マニアックになりすぎることなく、幅広い年齢層のお客さんにウケるだから、本当にすごいと思います」(劇場関係者)

 あの可愛らしいイラストが描かれた“工作”の数々は、子どもにも愛されそうだ。

「どちらかというと毒が強い芸人のほうが、“芸人ウケ”がいいんですが、もう中さんの場合はちょっと違う。あんかに可愛らしくてキャッチーで、子どもウケがいいのに芸人ウケもいいという、稀有なパターンなんですよね。お笑いファンにも支持されているし、本当に全方位に受け入れられる芸人ですよ。

 でも、だからといって毒はないわけでもなくて、同期のエハラマサヒロのことが嫌いで“エハ公”と呼んでいるなんていういいエピソードもあります。“奇人風”ではあるけど、人間臭い部分もあって、本当に愛される芸人です」(同)

 業界内で大絶賛を受けるもう中学生。このまま、国民的スターへの階段を駆け上がる……なんていう展開があるかもしれない。

浜松貴憲(ライター)

1980年生まれ、東京都出身。大学卒業後、出版社に入社。その後、いくつかの出版社を渡り歩いた末に、現在はフリーライターとして、テレビ番組、お笑い、YouTubeなど、エンターテインメント全般について執筆している。

はままつたかのり

最終更新:2021/03/06 11:00
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