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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > 坂上忍、“過去のパワハラ”でブーメラン

坂上忍、相模原市議のパワハラ問題に意見も“過去のパワハラ封土”で説得力なし!問われるコメンテーターの資質

坂上忍、相模原市議のパワハラ問題に意見も過去のパワハラ疑惑で説得力なしにの画像1

 3日放送のフジテレビ『バイキングMORE』では相模原市石川将誠前議長のパワハラ問題について特集。しかし、MCの坂上忍がパワハラ問題を報じることに視聴者からは疑問の声が上がった。

 石川前議長は市の職員とのグループLINE上で「おれの視野から消えてください」「異動してください、邪魔です」など特定の職員に対して威圧的なメッセージを送信。市はこうした行為をパワーハラスメントと認定した。

 その一方で石川前議長は2020年11月、週刊誌の取材に、相模原市に出向するキャリア官僚からパワハラを受けたという市職員の相談が複数寄せられていると明かし、自身がパワハラ認定を受けているにも関わらず、パワハラの相談役を担っていたことが明らかになった。

 MCの坂上忍は「二面性じゃないけど、相談受けているときは“そんな大変なことがあったの?大丈夫”っていいながら“消えてください”ってこっちでは言ってる感じなわけでしょ」とおぎやはぎ矢作兼に話をふった。矢作は「二面性っていうよりか、気付いてないパターンだと思うんだけど。いじめとかと一緒で“俺のは違うじゃん”って。“あれはいじめだけど俺のは違うじゃん”って、思ってるタイプだと思うけど」と持論を語った。

 臨床心理士で明星大学の准教授藤井靖は、グループLINEを使っての行為に「パワハラの加害者って自分を大きく見せたがるし自己愛がすごく強いんですよね。“自分は正しい症候群”って僕は呼んでるんですけど。自分は正しいっていつも思ってるんですよ。そうすると自分がこの子に対して注意してることは良いよねってことをまわりにも同意させたいということだと思う」と解説。

 また石川前議長がパワハラの相談を受けていたことについては「矢作さんも言った通り、自分では気づいてなくて自分はいつも正しいと思っているので、注意するのも自分が正しいし、相談受けて何とかしようと思っている自分も立場としてすごく正しいと思ってるから、自分の中でたぶんは矛盾はない」と説明した。

 これに坂上は「でもさ! 相談受けてる時に“それは明らかにパワハラだと思うよ”って言いながらこっちで同じことをやって。どっかで“あれ?もしかして俺って?”てならない?」と自分で気が付くことができないのかと疑問視。藤井教授は「他者に対する共感性がすごい低いんでしょうね、きっと。自分が言っている人は言われて当たり前の人に言ってるわけだから、問題なくて」と分析した。

 おぎやはぎ小木博明は「セクハラしてる人も、“俺はキャラ的にオッケーだろ”っていう人多いじゃないですか。俺は言ってもいいんだよ。でもまわりから見たら“お前それセクハラだよ”っていう人いるでしょ、親父が。そういうやつ。と一緒で本人はこれパワハラだと思ってないですよ。俺はオッケーなキャラだって」とセクハラを引き合いに出してコメント。すると坂上は「人のはアウト、自分はセーフパターン!」と同調した。

 この特集に視聴者からは「言動がパワハラな坂上氏がパワハラ報道してる」「坂上忍がパワハラを論じる」「あれ?坂上氏の事報道してるのかな?」と疑問の声。また坂上と出演者のやりとりには「自分が正しい症候群?坂上の事?」「坂上さん、貴方の事ですよbyおぎやはぎ」「坂上“もしかして俺って思わないの?”いやおまえだよ」「コメントするみんなの言葉が坂上忍への当てこすりにしか聞こえない」とその都度ツッコミの声が上がっていた。

 坂上は昨年9月週刊誌に同番組スタッフへのパワハラ疑惑を報じられている。また、番組を降板した小籔千豊はネット番組で「反対意見を少しでも言うとMCにすごいイヤな顔されたり、強制的にCMに行かされたりすることで心折れて来ますよ」と語るなど、たびたび番組内での威圧的な態度が話題となっている。

 ひき逃げ事故を扱うとき、女性軽視を扱うとき、さらにパワハラ問題を扱うとき、毎回視聴者からは「どの口が言うのか」と疑問の声が上がっている。ここまで問題行動の多い番組MCも珍しいかもしれない。

大山ユースケ(ライター)

1990年、千葉県生まれ。某大手メディアに勤務中の複業ライター。得意ジャンルはお笑いと酒。

おおやまゆーすけ

最終更新:2021/07/08 18:42
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