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テレ東・佐久間Pが退社で“出演者仕事”増加? タレントとしての業界内評価はいかに

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佐久間宣行(@nobrock1)

『ゴッドタン』や『あちこちオードリー ~春日の店あいてますよ?~』などを手がけるテレビ東京の佐久間宣行プロデューサーが、3月末で同社を退社することが明らかになった。

『水曜日のダウンタウン』を手がけるTBSの藤井健太郎氏や『アメトーーク』、『ロンドンハーツ』のテレビ朝日・加地倫三氏とならんで、昨今のバラエティー界を牽引する“テレビ局員”である佐久間プロデューサー。2019年4月からはニッポン放送『佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)』のレギュラーパーソナリティーを務めるほか、Paraviで配信中の『考えすぎちゃん』にもレギュラー出演するなど、裏方だけでなく、“出演者”としての仕事も増えている。

「退社後は外部からのスタッフとして『ゴッドタン』や『あちこちオードリー』などの番組は継続して担当するそうです。また、テレ東社員でなくなったとなれば、他局の番組に出演しやすくなるわけで、いままで以上に“タレント業”が増えるのではないかと言われています」(テレビ局関係者)

 では、“タレント・佐久間宣行”に対する業界内評価はどうなのだろうか。とある制作会社関係者が明かす。

「裏方のなかでは、ずば抜けてトークができるのは間違いない。ダテにオールナイトニッポンをやっていません。ただ、現段階では芸人さんやタレントに比べれば当然劣ります。佐久間さん自身が誰かにイジられるような状況であればいいのですが、佐久間さんが他のタレントや芸人をイジるような展開になるとちょっとキツイ感じがする。バラエティの即戦力になるような感じではありませんし、あくまで“文化人枠”としてご意見番みたいなオファーが増えるのでは」

 また、『ゴッドタン』のような、先鋭的なバラエティー番組を手がけているという事実がある意味で足かせになっているともいう。

「『ゴッドタン』は今あるバラエティー番組のなかでも、トップクラスに“尖った番組”。コアなお笑いマニアでないとちゃんと理解できないような、レベルの高い内容になっている。そんな番組を手がけている佐久間さんですから、本人に対して求められるレベルも高くなってしまう」(同)

 一方で、ワイドショーなどのコメンテーターとしての出演機会の増加を予想する声もある。

「たとえば、テリー伊藤さんなんかは、まさにテレビのディレクターがコメンテーターに転身したというパターン。佐久間さんも同じような感じで、固くなりすぎない雰囲気はワイドショーに向いていると思います。4月クールは各局が午前中のワイドショーをリニューアルしてくるので、そこでの目玉コメンテーターとして起用される可能性もありそうです」(前出・テレビ局関係者)

 佐久間プロデューサーが今後どんな仕事をしていくのか。業界内での注目度も高い。

浜松貴憲(ライター)

1980年生まれ、東京都出身。大学卒業後、出版社に入社。その後、いくつかの出版社を渡り歩いた末に、現在はフリーライターとして、テレビ番組、お笑い、YouTubeなど、エンターテインメント全般について執筆している。

はままつたかのり

最終更新:2021/03/04 15:00
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