中日福留、1軍昇格に「超消極的」与田監督の心中と球団の判断はいかに
#中日ドラゴンズ #与田剛 #福留孝介
14年ぶりに古巣の中日ドラゴンズに復帰した福留孝介選手。26日、沖縄県読谷村での2軍キャンプを終えたが1軍昇格の声はかかっていない。
沖縄では若手とともに朝からキャンプで練習を行い、実戦2試合に出て2安打3打点と健在ぶりを見せつけた。また、20日には1軍の練習試合に呼ばれ、2020年まで在籍していた阪神タイガースと対戦したこともあり注目を集めていた。プロ野球関係者は「ロートル補強と批判が相次いだが、フタを開けたら最強の補強になっている」と語るが、内情は簡単は話ではなさそうだ。
「1軍は投手出身の与田剛監督が指揮しているが、結局のところ、野手で仕切れる選手がいないのが現状。そこで球団は阪神から、いわば“クビ宣告”された福留に目をつけてオファーし、獲得に至った経緯がある。一方で与田監督はロートル野手獲得に最初から消極的ともいわれ、若い根尾や岡林などにご執心。もし、彼ら若手が一軍で活躍したら監督自らの手柄になるゆえ、それこそ必死に指導しています。ただ、これまた球団主導で臨時コーチのオファーを受けた中日OBの立浪和義さんが連日、若手を指導し続けている。立浪さんの指導は的確で評判もいいが、若手が活躍したところで立浪さんの手柄にはならない。こうした中、球団としては与田監督、福留、立浪、若手……の扱いに困っているようですね」(同)
さりとて、プロ野球界最年長、現在43歳の福留が公式戦143試合全てに出場し、活躍するのはさすがに考えられない。
「とはいえ、中日としては今の経験が浅い若手、中堅と比べたら勝負強さを含めて福留の方に軍配が上がるのは誰の目から見ても明らかですね。あとは与田監督が自分のエゴを優先させず、チームの将来的な発展のことを考えて采配を振るえれば、クライマックスシリーズ出場の3位以内には必ず入ると見る球界関係者は多い」(同)
今後、福留はひとまずは3月5日に開幕する2軍教育リーグに向けて調整することとなる。3月26日の開幕まであと1カ月。指揮官の心中は変わっていくのか。
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