草彅剛の映画賞初受賞で状況が一変するか…『日本アカデミー賞』芸能界“忖度”からガチンコへ?
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在京スポーツ7紙の映画担当記者で構成された東京映画記者会が主催する映画賞「第63回ブルーリボン賞」の各賞が先ごろ発表され、主演男優賞は『ミッドナイトスワン』の草彅剛が初受賞を果たした。
各紙に草彅のインタビューが掲載されたが、個人として主要映画賞の栄冠に輝くのは今回が初めて。「やりましたね! サンキューベリーマッチョです」と素直に喜んだという。
また、いずれもすでに天国に旅立ってしまった、2012年公開の『あなたへ』で共演した主演の高倉健、17年のフジテレビ系『嘘の戦争』などで共演した大杉漣には「俳優として助けていただいた先輩で、今回の受賞を報告したい」と感謝の言葉を口にしている。
草彅のインタビューを受け、大杉の息子で写真家の大杉隼平は自身のツイッターで、「草彅剛さんおめでとうございます!! 父も喜んでいると思います。父を想って下さり本当にありがとうございます!!」と祝福のツイートをつぶやいた。
「かなりの難役であるトランズジェンダーの役をリアルに演じたが、SMAP時代だったらおそらくオファーを受けなかったような作品。俳優として何の気負いもなく全力を尽くすことができたようで、初の映画賞戴冠となった」(映画ライター)
とはいえ、この結果を受け、業界内は騒然としているいという。
「年明けに各部門のノミネートが発表されたが、草彅と同じ主演男優賞には『浅田家!』の嵐・二宮和也がノミネートされていた。年末の音楽賞レースとは違って、ブルーリボンの審査はかなり“ガチンコ”だと聞いているが、ジャニーズへの忖度もなく、草彅が選ばれるとは思わなかった。これで『日本アカデミー賞』をめぐる状況が一変したと我々は見ています」(映画業界関係者)
草彅と二宮は、3月19日に都内で授賞式が行われる「第44回日本アカデミー賞」でともに優秀主演男優賞を受賞。当日発表される最優秀主演男優賞の座を争うことになるのだが……。
「当初、草彅と二宮のどちらかが選ばれると角が立つので、2人以外に優秀賞を受賞した佐藤浩市、小栗旬、菅田将暉のいずれかが最優秀賞に輝くと思われていた。ところが、中継する日テレはジャニーズとベッタリ。二宮を“無冠”に終わらせるわけにはいかないので、二宮に花を持たせるのではと言われている。そうなったら、草彅サイドからしたら由々しき事態になりそうだが」(同)
元ジャニーズの先輩・後輩対決ということもあり、例年以上に注目されることになりそうだ。
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