勢力図が変わる？　TBS新番組『ラヴィット！』 成功すれば『あさチャン！』もテコ入れか

　3月29日から放送が始まるTBS系列の朝の番組『ラヴィット！』。麒麟の川島明がMCを務める番組となるが、放送前から早くも物議を醸している。

「加藤浩次が長年MCを務める『スッキリ』（日本テレビ系）の裏番組となります。これまでも吉本興業では芸人が多いことから事務所内の裏被りは気にしていなかったのですが、流石に平日の帯番組で5日間も裏被るのは異例中の異例。これは、過去に吉本興業の上層部と揉めて、現在では『エージェント契約』という委託のような形になっている加藤への宣戦布告だと見るものも少なくない。こういった事情に川島もMCを引き受けるか悩んだそうですが、加藤から気にすることはないと言われ決断したそうです」（民放関係者談）

　放送前からゴタゴタとしている番組だが、TBS内部でも疑問の声が持たれているという。

「これまでバラエティ番組を制作していたコンテンツ制作局が番組を作ります。『朝のタメになるバラエティ』を目指すそうですが、そもそもこの時間帯は政治が動いたり事件が起きることが多い。情報番組ならばすぐに速報をスタジオから放送できるが、果たしてバラエティ番組となるとそんなに上手くことが運べるのか？　また、川島の相方になる女子アナは若手の田村真子で、父親が田村憲久厚生労働大臣です。父親が大好きと公言している田村ですが、もしも生放送中に田村大臣の不祥事などが発覚したら対応できるのか？　リスクが大きすぎる番組だと報道局からは不安の声があがっています」（民放関係者談）

　なぜTBSはリスクのある番組を放送するつもりなのか？　そこには裏事情があるという。