故・やしきたかじん番組3月末で「終了」コロナ禍でスタッフ雇用にも打撃
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関西テレビのバラエティー番組『胸いっぱいサミット!』が3月末で終了することを同局が発表した。後番組は未定だという。
番組は1994年1月、歌手でタレントの故・やしきたかじんさんが司会を務める『たかじん胸いっぱい』としてスタート。芸能、マスコミ、社会問題に鋭くメスを入れた番組として人気を博した。
「関西の視聴率王だった、たかじんさんの人気冠番組として知られていました。今、情報番組がフリップを使って番組を展開していますが、実は最初に初めたのがこの番組でした。またたかじんさんは、差し棒を叩いて見せ場をつくるのが、天才的に上手かった。ビートたけしなど、関西ローカルの番組には中々出演しない大御所タレントが、たかじんさんを訪ねて番組出演したことも多かったですね」(同局関係者)
土曜午後0時という放送時間帯にも関わらず、平均視聴率は常に10%台をキープするお化け番組だったが、打ち切る背景には何があったのか。在阪テレビ局関係者は次のように語る。
「たかじんさんが2014年に亡くなり、はや6年が経過。番組の特色もだいぶ薄れたのが最も大きいですね。たかじんさん亡き後、すぐに番組が終われなかったもう1つの理由は番組制作をしている外部スタッフの雇用問題もあった。人気長寿番組ということもあり、局側としてもできるだけ面倒を見なければならなかったでしょうが、コロナ禍でそんな体力はもうありません。残念ですが、打ち切るにはいいタイミングだったのかもしれない」
たかじんさんの冠番組といえば『そこまで言って委員会NP』(読売テレビ)も生前は『たかじんのそこまで言って委員会』として放送され、現在も続いているが「こちらも制作会社は同じところが継続中。ただ、こちらは政治的な発言で度々問題になっており、番組がいつ終わるか微妙な情勢」(前出同)とのこと。
時代の流れは確実にやってきているようだ。
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