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池脇千鶴、熟女役で評価うなぎ上り!「どんな役でもできる」とオファー殺到必至か

池脇千鶴、熟女役で評価うなぎ上り!「どんな役でもできる」とオファー殺到必至かの画像1
『その女、ジルバ』

 池脇千鶴が、高齢ホステスのバーで働く40歳のOLを演じるドラマ『その女、ジルバ』(東海テレビ・フジテレビ系)。池脇のあまりにもリアルすぎる姿は、大きな衝撃を与えた。

「池脇千鶴というと、元々おとなしめで少々地味なイメージが強く、生活感のあるリアルな役を演じることも多かった。そんななかで、今回はこれまでよりもさらに“老け込んだ役”に挑戦しています。年齢設定は40歳で、池脇の実年齢も39歳ですが、もう少し上の年齢に見えるくらいの老け込み具合。あそこまで役作りができるのは本当にすごい。女優としての評価もどんどん上がっています」(ドラマ関係者)

 たしかに、あの熟女OL役をしっかり演じられる女優は、あまりいないだろう。

「たとえば、米倉涼子などはいくらプロ意識が高いといっても、あんなに生活感が溢れた役は演じません。演じたとしても、コメディー的なノリにするか、あるいは特殊メイクをするでしょう。米倉にくらべれば多少生活感のある役が多い蒼井優にしたって、あそこまでの老け役は演じられない。池脇は、今回のドラマで、“役に入り込む姿勢”がいかにすごいかを、まざまざと見せつけています」(同)

 女優という職業は、その“演技力”こそを売り物にしているというよりも、自身のイメージを売っているとも言われている。

「多くの女優は、演技の仕事とCMの仕事が主な収入源。CMの仕事については自身の“美”を売り物にすることが多く、その美的なイメージを保つ必要がある。それこそ、生活感がありすぎる熟女のような役を引き受けてしまうと、美的なイメージが損なわれ、CMの仕事に影響が出てくる可能性もある。

 そういう意味では、米倉涼子のような女優が、熟女OLを演じないのも、ひとつのプロ意識と言えますね。一方、池脇が生活感のある熟女を存分に演じられるのも、CM仕事などがほとんどないからとも言える。池脇にしてみれば、そここそが自分の生きる道だという確信もあるでしょう」(制作会社プロデューサー)

 今回の『その女、ジルバ』が大きく話題になったことは、池脇千鶴のキャリアにおける重要なターニングポイントになりそうだ。

「池脇はどんな役でも演じられるということが証明されました。生活感のある役はもちろん、美しい女性以外の役、まったく違うイメージの役をやることだってできる。どんな女優よりも演技の幅が広いことを見せつけたんですから、今後オファーが増加するはずです。ドラマ番宣のバラエティ番組でさえ、あの熟女イメージのままで出演していたし、役に徹する意識も高い。池脇を主演にする企画もどんどん立ち上がってくるでしょう」(同)

 固定されたイメージでは勝負しない女優・池脇千鶴が、ドラマ・映画界を席巻することになるかもしれない。

手山足実(ジャーナリスト)

出版業界歴20年超のベテランジャーナリスト。新聞、週刊誌、カルチャー誌、ギャンブル誌、ファンクラブ会報、企業パンフレット、オウンドメディア、広告など、あらゆる媒体に執筆。趣味はペットの動画を見ること、有名人の出没スポットパトロール。

てやまあしみ

最終更新:2021/02/23 11:00
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