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TBSのさんまとマツコの再タッグ結成番組、なぜゴールデン帯ではなく日曜午後6時半なのか?

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写真/GettyImagesより

 TBSが今春の改編で新バラエティー番組『週刊さんまとマツコ』(日曜午後6時半~)の放送を開始することがわかった。

 マツコ・デラックスは2020年9月に、それまで10年出演していた明石家さんまの番組『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)を降板したため、2人の間には“不仲説”もささやかれていたが、今回の再タッグ結成でそれを一掃した格好だ。

 そこで気になるのが、日曜午後6時半という放送時間だ。高視聴率タレントである、この2人の番組ならゴールデン帯にもっていった方が視聴率も獲りやすいとも思えるが、なぜこの時間帯なのか?

 もともと日曜夜は、『笑点』から続く並びで、日本テレビが絶対的な強さを見せて、他局の追随を許さなかった。ところが、山口達也の不祥事によるTOKIO脱退で『ザ!鉄腕!DASH!!』が視聴率降下。さらに、祭り企画のヤラセ騒動で『世界の果てまでイッテQ!』も視聴率が下落した。そんな中、テレビ朝日の『ポツンと一軒家』が急浮上して、午後8時台で日テレから逆転。それにつられるように、前番組の『ナニコレ珍百景』も数字を上げて、現在は日テレより優位な状況。そして、4月からは午後6時からの30分番組だった『相葉マナブ』を1時間枠に拡大し、同時間帯の強化を図る。

「TBSの日曜夜は、固定のドラマファンをもつ午後9時台の『日曜劇場』を除き完全な負け組でした。ところが、ここに来て、『坂上&指原のつぶれない店』(午後6時半~)が安定して、そこそこの数字を獲るようになり、『バナナマンのせっかくグルメ』(同8時~)は2ケタを獲る回も出てきました。こうなってくると、午後6時台をてこ入れして、縦のラインを強化すれば、テレ朝や日テレと十分闘えると見ているようです。そこで、『つぶれない店』を同7時からに縮小して、同6時半に、切り札とも言える『さんまとマツコ』を投入して、その後の番組も数字を上げようとの思惑があるんでしょう。だからこそ、同番組はゴールデン帯ではなく、6時半なんです」(テレビ制作関係者)

 とはいえ、日曜午後6時台では、『真相報道バンキシャ!』(日テレ系)が15%前後(ビデオリサーチ調べの世帯平均視聴率、関東地区・以下同)の高視聴率をガッチリキープ。『サザエさん』(フジテレビ系)も10%前後をマークしており、テレ朝は『相葉マナブ』の拡大でてこ入れを図るし、強力なライバルが多い。TBSとしては、『さんまとマツコ』の放送開始をきっかけにテレ朝、日テレの視聴率争奪戦になんとか割り込みたいところだろう。

最終更新:2021/02/20 19:00
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