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日刊サイゾー トップ > 社会  > コロナ後の世界とシリコンバレー離れ

ワクチンがつくる「コロナ後の世界」と加速するシリコンバレー離れ

盛り上がる武漢は「遊園地がタダ」

「今武漢にいますが、観光客にもっと来てもらうために、遊園地や観光スポットの入場料金がすべてタダになってるんですよ!」

 新型コロナウイルスの震源地として、世界中にその名が知れ渡ることになった武漢市。ここに入り込んでいる日本人のドキュメンタリー監督、竹内亮さんからそんなレポートが届いた。

 ショッピングエリアでは、マスクをしているものの多くの人々が行き交っており、過酷な都市封鎖を経験した街とは思えないようなにぎわいだ。

 ちなみに中国に出店攻勢をかけているユニクロは、このパンデミックが起きた20年に、過去最高の売上高を記録したというから驚きだ。

 大型連休の「国慶節」(10月初旬)では、国内旅行を楽しもうという中国人たちが各地の観光スポットに殺到し、有名な万里の長城の入場券はあっという間に売り切れになった。

 もちろん、そんな中国人の新しい日常生活は、中国流のテクノロジーで支えられている。

「どんな場所にいくのでも、QRコードをスキャンされます。観光地でも、お店でも、地下鉄でも、どこを通って、誰と接近したかが記録される仕組みですね」

 竹内監督によると、中国ではこうした個人情報も駆使して、1人でも感染者が出ようものなら、その人と接触した恐れのある人々や近隣地区のすべての人々を、しらみつぶしに検査する徹底ぶりをみせているという。

 世界からは、ウイルスの震源地としてみられてきた中国。しかし住んでいる人々は、むしろ新型コロナは中国以外の国々で猛威をふるっており、海外の人と接したくないとの思いが強いという。

「21年に予定されているサッカーのクラブワールドカップですが、当初は中国で開催予定だったのが、日本に変更になりました。この知らせを受けて、みな喜んでいます(笑)」

 ちなみに中国は、世界に先がけて20年8月頃から、独自に開発したワクチンの接種を進めている。今世界は、まるで別々の時代を生きてるかのように、国によって異なる暮らしが続いている。

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