菅義偉、貴乃花…息子に翻弄されるも“父親として優れている”のはどっちだ?
#週刊誌スクープ大賞 #貴乃花 #菅義偉首相
児童虐待が過去最多…大相撲・中村親方の妻の虐待動画も
今週の第2位はこれ。
新潮によると、コロナ禍で巣ごもりが増えたためだろう、児童虐待が増えて、2020年は過去最多となったという。全国の警察が児童相談所に通告した件数は、一昨年と比べて8738人増えて10万人を突破した。統計開始以来10万人を超えたのは初めて。
中でも、大相撲の中村親方(元関脇嘉風・38)の3歳上の妻の「子どもたちへの虐待」は、もはや犯罪というしかない。
小学校高学年の長女と低学年の長男に対して彼女は、耳をつんざくような声で、「オラあ! 片付けろ、ボケぇ」と怒鳴る。そのうち、虫刺されの薬である「ムヒ」のスポンジヘッドが切れていたことに憤り、長女に、「おまえじゃない? 目ぇに入れたろか」という。長女が懸命に否定すると、「あろうことか、母親は実の娘の目に、ムヒをねじ込んでいたのである」(新潮)。長女は激しい痛みに耐えかねて絶叫した。子どもたちにとっては地獄である。
この様子を映した7分間ほどの動画を新潮は入手したというが、こうした虐待行為は日常的に行われていたようだ。昨年の7月には夫婦げんかで警察官が大挙して嘉風の自宅へ来たこともあった。
これ以降、嘉風は子ども2人を引き取り別居、離婚調停の真っただ中だそうだ。この動画も、そのために嘉風側が証拠として撮ったのであろう。「鬼母」という言葉では生温いと思わせるほどだが、そこに至るまでに夫婦の間で何があったのだろう。それが知りたい。
今週の第1位は、文春がスクープした菅の長男「違法接待」の第2弾。
菅の長男・正剛は大学進学後にバンドを組んで活動し、就職はしなかったという。そんな息子を見かねて菅は、総務大臣として入閣を果たすと、社会経験のない彼を大臣秘書官に抜擢する。
文春によれば、大臣秘書官の給与は、「個々の秘書官の能力と経験に基づいて決定され」(内閣人事局の担当者)るそうで、正剛はボーナスなどを含めて年に400万円ほどが支払われていたという。
秘書官の職を解かれてからは仕事がなく、突然、「バーを経営する」といい出して、空手部出身の父親から、「鉄拳制裁を食らい、『直立不動でそれを受けたんだ』と話していました」(正剛を知る地元の知人)
そんな父親に反発して一度は家を飛び出したが、街中に親父のポスターが貼られているのに“観念”して家に戻ったそうである。
父親の威光に縋っていれば楽に生きていけると考えたのであろう。菅は息子に横浜港が見える36階建てのタワマンの上層階を買うカネを助(すけ)てやったようだ。文春の調べによると、購入額は8000万円ほどだが、ローンはわずか2000万円で残りは現金だという。
4年前に現在の億ションに移っているが、ここでもローンは1800万円。菅は「趣味は孫」だといっているそうで、正剛の娘をたいそう可愛がっているという。
その上、自分の“天領”である総務省が強い許認可権限を持っている「東北新社」に彼を入れ込み、正剛は親父の威光をフルに利用して、総務官僚たちを接待して出世していったのである。
菅首相は、息子の違法接待疑惑について聞かれ、「息子とは別人格」といい放った。だが、これまでの経緯を見る限りでは、正剛は菅の庇護の下で、父子一体となって生きてきたのではないのか。
長男と話したかと聞かれ菅首相は、「調査が入ったら協力するよう“申し上げた”」と答えた。「息子には調査に協力するようきつくいっておいた」ではない。ここに、しょうもない息子を、自分の力を利用して一人前にしたという“負い目”が透けて見えたと、私は思う。
接待された総務官僚たちは、公務員倫理規定に違反しているとされ、「懲戒処分を受ければ少なくとも一年間の昇格が不可能になります」(総務省関係者)。次官候補といわれていた谷脇康彦総務審議官の次官の目はなくなる。官僚たちはこう叫びたいだろう。
「オレたちは菅の息子だから仕方なく会ったんだ。誘いを断われるわけないじゃないか」
イギリスの諺にこういうのがある。
「子どもは、幼いときには母親をしゃぶり、長ずれば父親をしゃぶる」(文中敬称略)
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