菅義偉、貴乃花…息子に翻弄されるも“父親として優れている”のはどっちだ?
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ワクチン接種開始の裏にちらつく菅首相の人気取り感
ところで、日本でもワクチン接種が始まるらしいが、支持率下落で焦る菅首相の人気挽回策の臭いがプンプンするし、ワクチンの安全性にも疑問がつくので、個人的にはしばらく様子を見たいと考えている。
現代は、そんな不安に答えてはいないが、考えるヒントにはなる特集を組んでいる。
先ごろ、イギリスの病院で、新型コロナウィルスのワクチンを接種したという日本人看護師(女性・56歳)にインタビューしている。
現在、イギリスでは、ファイザー(米国)、アストラゼネカ(英国)の2社のワクチンの承認がされていて、モデルナ(米国)がまもなく追加される。日本もこの3社からワクチンを供給される方向で進んでいる。この看護師が接種したのは、ファイザーのワクチンだったという。
「製薬会社を選ぶことはできませんでした。接種後は、副反応があるかもしれないので、病院で15分ほど待機していましたが、特に問題はなく、自宅に戻りました。ところが次の日の朝、ひどい倦怠感が襲ってきたのです。
実は私は昨年の4月にコロナに感染したのですが、それとまったく同じような症状でした。めまいと息苦しさが続き、二日間はベッドから起き上がれませんでした」
医師からはコロナ感染から6ヵ月は抗体がある可能性が高いが、その期間は過ぎているので接種するようにといわれていたそうだ。
「ワクチンは2回接種しないと本来の効果が発揮されないため、3月にまた打つ予定ですが、不安はありますね」
日本でも2月下旬から、医療従事者2万人に接種し、3月中旬以降、高齢者へのワクチン接種券(クーポン券)の送付が始まる予定となっているという。
だが、「週刊現代」(講談社)がいうように、もともと免疫力が弱い人にワクチンを打っても大丈夫なのかという安全性に対する疑念を持つ人は多い。私もその1人である。
「持病の中でも特に『糖尿病』の人は、コロナに感染した場合、症状が重篤化することはよく知られているが、そもそも、高齢でかつ糖尿病の人は、『ワクチンの効果を半減させる』可能性があるという指摘もある。
それを裏付けるように、1月13日、スペインの老人福祉施設で、78人の高齢者がファイザー製ワクチンの接種を受けたものの、その後、全員がコロナに感染し、このうち7名が死亡している。持病の詳細は明らかになっていないが、介護を必要とする人も多く、糖尿病を含む、さまざまな基礎疾患を抱えていた可能性は高い」(現代)
英キングス・カレッジ・ロンドン病院で、糖尿病専門医を務めるフランチェスコ・ルビーはこういっている。
「糖尿病の人は、自然免疫機能が大きく低下しているため、ワクチンを接種しても、その予防効果を十分に発揮できないだけでなく、ワクチンによって糖尿病が悪化する可能性もあります」
さらに、
「医師の間でも糖尿病の人に、コロナのワクチンを接種させるべきかどうかは、意見が分かれるところです。
現在、我々はチームを組んで、糖尿病を抱えた人でワクチンを接種した約150人の患者のデータを分析し、ワクチンが本当に効いているかを調べています。
その中にはワクチンを接種後、糖尿病が悪化したというケースがありました。まだワクチンとの因果関係が科学的に解明されていないので、なんとも言えませんが、個々の医師と相談し、リスクのある人は摂取をしない選択を取ることも必要だと思います」
また、太融寺町谷口医院谷口恭院長は、
「ワクチンは『リスク』と『ベネフィット』を天秤にかけて評価します。糖尿病やCOPD慢性閉塞性肺疾患)などの持病がある高齢者の場合は、摂取すればコロナの重症化を防ぐことができるのはほぼ間違いないでしょう。ただし安全性が担保されているわけではなく、副反応が生じる可能性は常に考えなければなりません。
またワクチンを接種したとしても、コロナに感染しないという保証はありません。高齢者や糖尿病の人だとワクチンの効果がどれくらい落ちるのかも、明らかになっていない。こうしたリスクを考えた上で、接種するかどうかは本人が決めるべきです」
日本ワクチン学会会員で、MYメディカルクリニック病院の笹倉渉は、「壮大な人体実験をやっているといっても過言ではない」といっている。
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