『青天を衝け』20%超えの好スタート!「大河ドラマ冬の時代」を終わらせたのは沢尻エリカか
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14日からスタートしたNHK大河ドラマ『青天を衝け』が平均世帯視聴率20.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)の高視聴率を記録。大河ドラマの初回放送で20%を超えたのは2013年の『八重の桜』以来実に8年ぶりとあり、NHK社内もにわかに湧き立っているという。
「スタート前から社内では不安の声と期待の声が半々くらいあった感じがしますね。今回は渋沢栄一の生涯を描く物語ですが、お札になるとはいえ人気の高い歴史上の人物ではないですし、大河ドラマはどうしても戦国時代に比べて近現代モノに弱い傾向があります。それに、主演の吉沢亮さんについても、大河の主演を張るにはまだ若いんじゃないかという意見もありました。しかし、脚本は朝ドラ『あさが来た』で高視聴率を叩き出した大森美香さんですし、草なぎ剛さん、玉木宏さん、堤真一さんと実力派の俳優が脇を固めていましたから、手堅いっちゃ手堅い。それにしても20%以上の視聴率は制作サイドの期待以上だと思いますよ」(NHK関係者)
ここのところ大河ドラマには立て続けに不運が起こっていた。2019年の『いだてん
~東京オリムピック噺~』では出演者のピエール瀧が薬物逮捕で降板、視聴率も伸び悩み、大河ドラマ史上最低にして初の1桁台を記録。2020年の『麒麟がくる』も出演者の沢尻エリカが薬物逮捕で降板、1話の放送が大幅に遅れた。さらに新型コロナウイルス感染拡大のあおりを受け放送休止に見舞われ、前代未聞の越年放送となった。
にわかに「最近の大河ドラマは呪われている」と囁かれていたが、そんな負の連鎖も『青天を衝け』が断ち切ってくれそうな予感だ。しかし、なにも今回の高視聴率は『青天を衝け』と吉沢亮だけの力ではないという。
「2016年の『真田丸』が高視聴率を記録。しかし、以降は『おんな城主 直虎』(17年)『西郷どん』(18年)と下降線をたどり、ついに『いだてん』で最低視聴率を叩き出してしまった。この3年は“大河ドラマ冬の時代”と言っても過言ではないでしょう。大河ドラマや朝ドラは初回視聴率が前期の作品の影響を受けてしまいがい。だから一度視聴率が落ちると後々の作品にも影響してしまうんです。しかし、『麒麟がくる』は沢尻事件のおかげで最低視聴率だった『いだてん』から時間を置いて放送することができました。そのため、一度悪い流れを断ち切れたのか、19%という高視聴率でスタートを切ることができた。最終回も18.4%ですから、ようやく大河ドラマらしい数字に戻ってきたといえる。『麒麟がくる』の良い流れがあったから『青天を衝け』も高視聴率が獲得できたわけです」(テレビ誌ライター)
図らずも沢尻エリカの降板劇によって低調だった大河ドラマの潮目が変わった……のかもしれない。この調子で『青天を衝け』も高視聴率で走り抜けてほしいものだ。
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