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ズボラ美容の必需品「オールインワンジェル」の選び方──皮脂が多いのに乾燥しやすい男の肌こそ労わるべし！

2021/02/15 11:00

文＝こうすけ（メイクアップアドバイザー）

#化粧品 #メンズメイク #CHANEL #化粧 #スキンケア #オールインワンジェル #オルビス #花粉

ズボラ美容の必需品「オールインワンジェル」の選び方──皮脂が多いのに乾燥しやすい男の肌こそ労わるべし！の画像1 — メンズスキンケア『LOGIC』公式サイトより

　前回、前々回とメンズメイクの導入編を紹介してきたが、ここで一度立ち止まってメイクの前段階、スキンケアについて考えていきたい。

　身だしなみとしてメイクをする人は「マイナスを0にしたい」と思っている人も多いと思うが、そもそも美しい肌があればメイクをしなくていいという人も多いだろう。

　そこで「スキンケアしよう！」と考える訳だが、これがなんとも面倒くさい。

　ネットで検索しても「化粧水をして、乳液をして、美容液をして、マスクを使う……」など工程数が多い情報ばかりで正直うんざりしてしまう人も多いのではないだろうか？

　しかし男性の肌は女性の肌に比べて、皮脂の分泌量が約2～3倍ともいわれている。さらには肌の水分量保水力にかかわる角層細胞面積が女性より少なく、水分蒸散量は2倍以上、肌の水分量は女性のわずか30～50％。ようは多くの男性が「皮脂が多いのに、乾燥しやすい肌」を持ち合わせているということだ。（出典：「FUJIFILM 公式サイト」より）

　水分不足で乾燥していると肌トラブルを起こしやすいので、やはりスキンケアは必須だ。

　でも面倒臭い。そんな矛盾を解消するために今回紹介するのが、化粧水・乳液・美容液など、複数のスキンケアを1つにまとめたオールインワンジェル。

　これさえあれば朝晩の洗顔後、たった1つのアイテムで肌のケアができる。時間は1分もかからないので楽して清潔になれるし、いわゆる“ズボラ美容”なので「メンズメイク」「メンズ美容」なんていう字面に萎縮してしまうような初心者でも非常に手に取りやすいし続けやすいだろう。

触感や香り、価格を比べてみるべし！

ズボラ美容の必需品「オールインワンジェル」の選び方──皮脂が多いのに乾燥しやすい男の肌こそ労わるべし！の画像2 — コーセー公式オンラインショップより

　まず最初に紹介するのがコーセーの子会社から発売されているメンズスキンケアブランド「マニフィーク」からリリースされている「モイスチュアライジングジェルのオールインワンジェル」(2500円)。

　植物由来の保湿成分配合でみずみずしいジェルタイプのテクスチャーが特徴的だ。しっかり保湿されるのにベタつかないのが使いやすい。肌が乾燥するとシワの元にもなるので、年齢を重ねるほど保湿が重要になってくるのだ。

　天然香料を配合した洗練されたフローラルウッディの香りは、大人の男性が好きそうな香りなので1度試して欲しい！

ズボラ美容の必需品「オールインワンジェル」の選び方──皮脂が多いのに乾燥しやすい男の肌こそ労わるべし！の画像3 — シャネル公式オンラインショップより

　2つ目に紹介するのが「ボーイドゥシャネル」の「ジェルモイスチャライザー」(9000円)。

　こちらは少々値が張るが、基礎化粧品（化粧水などのスキンケア用品）の効果は値段に比例する側面もある。それに高いものを買えば「もったいないから使い続けよう」という気にもなるというもの。ズボラな人ほど高いスキンケアに挑戦してほしい。

　こちらはグリーンコーヒーエキスとヒアルロン酸の2つの保湿成分配合で、男性の肌を保湿しながら乾燥などの日中の刺激から守るアイテム。肌馴なじみが良いので前回紹介したベースメイクの前に使っても良いし、髭剃り後に使っても効果的。爽やかなフローラル系の香りが幸福度を高めること間違いなし。

ズボラ美容の必需品「オールインワンジェル」の選び方──皮脂が多いのに乾燥しやすい男の肌こそ労わるべし！の画像4 — ORIBIS公式オンラインショップより

　3つ目はORIBIS Mr「オールインワンジェル」(1760円)

　肌に触れた瞬間の感触が化粧水かと思うくらい、みずみずしいオールインワンジェル。乾燥やテカリは勿論のことながら、髭剃り後の肌を整える効果もある優れもの。今回紹介した中で一番サラッとしているので、もしベタつく感じや乳液が苦手な人がいたら真っ先にORBISのオールインワンジェルをおすすめする。

ズボラ美容の必需品「オールインワンジェル」の選び方──皮脂が多いのに乾燥しやすい男の肌こそ労わるべし！の画像5 — LOGIC公式サイトより

　最後に番外編で、いま特にビジネスマンから注目を集めているワークツールとしてのスキンケアブランド「LOGIC」の「オールインワンミスト化粧水」(3000円)もかなり使いやすい。

　ワンプッシュで微粒子ミストが顔全体を優しく包み込むのだが、正直この感覚は病みつきになる。サウナ後にリフレッシュしたい、もしくは商談や打ち合わせの前に肌を整えておきたいなど、男性ユーザーの要望に寄り添いビジネスマンをターゲットに絞った面白い商品だ。

　今回4つのアイテムを紹介したが、オールインワンジェルはスキンケア習慣がなかった男性にも使い続けてもらえるよう、できるだけ余計な動作を省けるようになっている。この記事をきっかけに手に取ってもらえると幸いだ。これから花粉症の季節もやってくる。鼻や目のまわりが荒れがちになる男性諸氏にも、オールインワンジェルはおすすめだ。

　選ぶ基準としては、テクスチャーの触感（サラッとしているか・しっとりしているか）、価格、香りを見るとよいだろう。ぜひ自分が求める最高のオールインワンジェルを手にとって欲しいところだ。