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日刊サイゾー トップ > 社会  > 長崎大「アミノ酸の一種が新型コロナ阻害」発表

長崎大学、アミノ酸の一種が新型コロナを100%阻害することを発見 気になるのは摂取量

気になるのは濃度の問題?

 この発見には、大きな期待が寄せられるものの、気になるのは北教授がコメントしている「ある“一定の濃度”以上だと」という点だ。具体的にどの程度の濃度が必要なのかは明らかではないが、「日常生活で食物などから摂取できる量ではない」ことは確か。

 あくまでも、今回の発見は試験管培養細胞の上での結果であり、より質の高い臨床試験など介入試験で結果が出ないと、まだまだ実用化できるのかは不透明。

 SNSなどでは、「赤ワインに効果があるなら、なぜ、イタリヤやフランスであれだけ感染者が増えているの」「納豆は1日に何パック食べれば、効果を発揮する?」などの書き込みも多く見られ、具体的にどの程度の摂取が必要なのかを不安視する声も聴かれる。

 5-ALAの実用化には、まだ時間がかかるとしても、新型コロナウイルスの抑制に効果のある物質が見つかったことは朗報だろう。

鷲尾香一(経済ジャーナリスト)

経済ジャーナリスト。元ロイター通信の編集委員。外国為替、債券、短期金融、株式の各市場を担当後、財務省、経済産業省、国土交通省、金融庁、検察庁、日本銀行、東京証券取引所などを担当。マクロ経済政策から企業ニュース、政治問題から社会問題まで様々な分野で取材・執筆活動を行っている。「Forsight」「現代ビジネス」「J-CAST」「週刊金曜日」「楽待不動産投資新聞」ほかで執筆中。著書に「企業買収―会社はこうして乗っ取られる 」(新潮OH!文庫)。

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Twitter:@tohrusuzuki

鷲尾香一の ”WHAT‘S WHAT”

わしおこういち

最終更新:2021/02/12 20:00
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