手嶌葵、久々のヒット? 綾瀬はるか主演『天国と地獄』の主題歌に「泣ける」「切なすぎる」絶賛の声
#綾瀬はるか #高橋一生 #天国と地獄~サイコな2人~
その透明感のある美しく切ない、そして優しい歌声が、スリリングな物語の奥に隠された悲しい何かを想像させるのだ。綾瀬はるかと高橋一生の怪演が話題を呼んでいる日曜劇場『天国と地獄~サイコな2人~』(TBS系)の主題歌・手嶌葵の「ただいま」が今、「心に沁みる」「切なすぎて泣けてくる」と視聴者の間で話題になっている。
『天国と地獄』は刑事の望月彩子(綾瀬はるか)と、連続猟奇殺人事件の容疑者、日高陽斗(高橋)の魂が入れ替わってしまう、というスイッチエンターテイメント。新たな殺人が起き、容疑者として追い詰められるなど次々とストーリーが展開する。綾瀬や高橋、柄本佑や北村一輝など実力派豪華キャストが揃い、第4話までの平均視聴率は14.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と高視聴率を記録、注目度の高さが伺える。
そんななか、2月3日に主題歌「ただいま」のリリックムービーが公開され、SNSではカバーする人が続出するなど、早くも話題を呼んでいる。ドラマ内で、毎話重要なシーンに流れるこの切ないバラードが、なんとも印象深く視聴者の心を捉えている。<別れ話は冗談だと言って ふざけた顔で驚かせて><散らかす人のいなくなった部屋は悲しいくらい綺麗に片付いたまま>という歌詞にあるように、一緒に暮らしていた恋人との別れを歌った悲しい歌だ。
この「ただいま」が『天国と地獄』で果たしている役割は大きい。切ない別れのバラード曲と猟奇殺人の謎を追う刑事ドラマというと、全くイメージが合わないように感じる。だが、入れ替わりが起こり、2人の運命と心が複雑に交錯するこのストーリーのなかでは、なぜだかぴったりと重なり響く。それどころか、手嶌の囁くような切ない歌声とメロディーが、そのシーンにシリアスさとともに奥深い悲しみや優しさ、慈愛のようなものを感じさせ、物語に奥行きを出しているのだ。
例えば第4話のラストで彩子と日高が電話で話すシーン。歩道橋の上にいる日高の姿を見つけた彩子は、まっすぐに日高を見上げながら「日高陽斗という人を知りたい」と言う。彩子が日高の過去や心を見つめ触れようとし、それを受け入れるかのように、彩子の姿に気づいた日高も彩子を見つめ返す。2人の心の距離がぐっと近づくこのシーン、手嶌の囁くような儚い歌声が優しく包み込むように流れ、やがて盛り上がるメロディーは2人の想いが交錯するかのように盛り立てた。視聴者の胸を打つ印象的なシーンだった。
SNSでは「ただいま」の歌詞が『天国と地獄』の謎を解く鍵になっているのでは、と考察する声も多く見られる。その歌詞が日高の過去とリンクし、日高の心の奥深くにある悲しみが描かれているのか。それとも今後の展開が歌詞に重なっていくのか。まだ分からない。
手嶌葵は2006年に映画『ゲド戦記』の劇中挿入歌「テルーの唄」で大抜擢デビュー、透き通るような切ない歌声が話題を呼んだ。2016年にはドラマ『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(フジテレビ系)の主題歌「明日への手紙」がヒット、その年の「東京ドラマアウォード2016・主題歌賞」を受賞した。そして、5年の時を経て、今回再び地上波ドラマの主題歌を歌う。「ただいま」は2月24日にリリース予定、手嶌の5年ぶりのヒット作、そして代表曲のひとつとなる予感がする。
つい考えずにはいられない『天国と地獄』での「ただいま」の意味。一体、誰がどこへ帰っていくのか。その答えが導かれたとき、私たちは手嶌の歌声に心震わされることになりそうだ。
■番組情報 日曜ドラマ『天国と地獄~サイコな2人~』
TBS系/毎週日曜日21時~
出演: 綾瀬はるか、高橋一生、柄本佑、溝端淳平、中村ゆり、迫田孝也、林泰文、野間口徹ほか
脚本:森下佳子
編成・プロデュース:渡瀬暁彦
演出:平川雄一朗、青山貴洋、松木 彩
プロデュース:中島啓介音楽:髙見 優
主題歌:手嶌葵「ただいま」(ビクターエンタテインメント)
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/tengokutojigoku_tbs/
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