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日刊サイゾー トップ > 社会  > 日本の犯罪が“巣ごもり”傾向…児童虐待DV増加

新型コロナで日本の犯罪減も児童虐待や家庭内DVが増加…犯罪も巣ごもり傾向に

配偶者からのDVも深刻な増加

 同様に増加を続けているのが、配偶者からの暴力事案だ。相談件数は2010年以降一貫して増加し、2020年は8万2641件と前年比434件(0.5%)増加した。過去5年で18.2%も増加している。

 検挙件数は、2020年は8701件と前年比で389件(4.3%)減少したものの、過去5年では4.9%の増加となっている。

 ストーカー事案については、相談等件数は前年比で723件(3.5%)減少したものの、2013年以降は2万件を超える水準で推移しており、検挙件数は2020年も985件と前年比121件(14.0%)の増加となった。過去5年で28.1%も増加している。

 このように2020年は新型コロナの感染拡大の影響から犯罪件数は減少したものの、サンバー犯罪やSNSを媒介とした被害児童の増加、児童虐待や家庭内DVなどが増加した。

鷲尾香一(経済ジャーナリスト)

経済ジャーナリスト。元ロイター通信の編集委員。外国為替、債券、短期金融、株式の各市場を担当後、財務省、経済産業省、国土交通省、金融庁、検察庁、日本銀行、東京証券取引所などを担当。マクロ経済政策から企業ニュース、政治問題から社会問題まで様々な分野で取材・執筆活動を行っている。「Forsight」「現代ビジネス」「J-CAST」「週刊金曜日」「楽待不動産投資新聞」ほかで執筆中。著書に「企業買収―会社はこうして乗っ取られる 」(新潮OH!文庫)。

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Twitter:@tohrusuzuki

鷲尾香一の ”WHAT‘S WHAT”

わしおこういち

最終更新:2021/02/11 18:00
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