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日刊サイゾー トップ > エンタメ > テレビ  > えいたそ&ケンザのウイニングサイファー!

『フリースタイルティーチャー』でんぱ組卒業に自ら花を添えた成瀬瑛美&“優勝請負人”KEN THE390のウイニングサイファー!

risanoは作戦ミスを犯した?

 2試合目はyukarin VS risanoの一戦。ビートはGADORO「64 Bars」である。先攻はrisano。まず最初に彼女は、yukarinが着ているパープルのトレーナー(APE)をツッコんだ。

risano 「なんか今日の衣装 イオンのああいう感じ
     イオンのマジでヤバい感じ ダサい
     そういうの出てるよ yukarin」

 途中で口ごもってしまったrisano。「イオンの……ヤー、ヤー、ああいう感じ!」としどろもどろになった様子から、用意したパンチラインをド忘れしたのかと思った。しかし、彼女が詰まったのは違う理由が原因の可能性がある。イオンのイベントスペースと言えば、アイドルがパフォーマンスできる貴重な場だ。だから、迂闊にイオンをディスるわけにはいかない。アイドルならではの複雑な事情に途中で気付き、彼女は口ごもったのか? 

 もう1つ、risanoはミスを犯している。レッスンで助っ人ティーチャー・FRANKENから教わった「マジでそうさ」連呼を急に差し込んできたのだ。

risano 「You know?『マジでそうさ』って知ってるか?
     FRANKENさん ヤバい彼がヤバいラッパー 
     それにマジ 私は勝った だから やってやる
     マジでそうさ マジでそうさ 
     マジでそうさ マジでそうさ マジでそうさ
     私が 私が優勝してやる お前に勝つんだよ Blaaaaah」

 優勝戦は8×2の1本勝負だ。どのバースも、どの言葉数も無駄遣いできないはずなのに、そこで連呼する「マジでそうさ」は悪手に思えた。しかし、これにも深い意図が潜んでいる気がしてならない。今回のバトルのビートはGADORO「64 Bars」である。そして、戦極MCBATTLE第19章で行われたMC☆ニガリ VS FRANKENのビートも「64 Bars」だった。だからこそ、risanoはFRANKENの得意技を引っ張り出してきたのでは? 

 とはいえ、やはり優勝決定戦だ。生身の自分をぶつけるべきだった。risanoが取った作戦をyukarinは容赦なくツッコんだ。

yukarin 「『マジでそうさ』だけじゃ勝てねぇんだ
      この戦い 全部 見せて来いや」
     「私 こうやって正々堂々 今日 見えてるんだ 頂上」

 胸を打つのは、やはり正攻法を貫くyukarinの方である。この試合はyukarinがバイブスで勝利をもぎ取った。彼女は優勝決定戦を1勝1敗で終えた。

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