菅義偉、長男による官僚違法接待の背景に“天領”総務省利権の旨味
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緊急事態宣言下でキャバクラ通いの公明党議員が政界引退へ
ところで、キャバクラで飲んでいたことがバレた公明党の遠山清彦議員が、その支払いを代表を務める資金管理団体が支出していたことまで報じられ、議員辞職、政界引退に追い込まれた。遠山は、将来の公明党代表といわれていた。だが支持団体の創価学会、中でも婦人部の怒りはすさまじく、周囲もかばい切れなかったという。
私が以前から書いているように、特措法や感染症法を改正するのなら、違反した議員は議員辞職と入れるべきだ。国民を罰則で縛るより、国会議員連中を縛るのが先である。
さて、「週刊新潮」(新潮社)が創刊65周年を迎えて、黒柳徹子をインタビューしている。御年87歳。『徹子の部屋』は1万1000回を超えたそうだが、45年間、病気で休んだことはないという。
この長寿番組の強さの秘訣は、スタッフの入れ替えが少ないことだ。何しろ45年前からのスタッフがまだ1人いて、2年目からと5年目からのスタッフもいるというのである。
さらに、録画撮りだが、カットや編集はほとんどしないそうだ。なぜなら「生の緊張感の大切さ」を大事にしているからだ。わかるな。私にも25年近く続けていたインタビュー連載があった。インタビューで大事なのは事前の下調べと体調である。どんなに予習をしていっても、体調が万全でなければいいインタビューはできない。
黒柳の健康法は寝る前のスクワット50回というのはよく知られている。これはジャイアント馬場に教えられたという。後はエアロバイクと軽い体操を1時間。睡眠時間は11時から朝の10時まで。途中起きたら白湯と一切れのチョコレートを食べて、また寝る。目標はあと5年で来る『徹子の部屋』50周年。お元気で~!
私は、スクープもいいが週刊誌の楽しさは連載コラムにあると思っている。今週は「週刊朝日」(朝日新聞出版)と「サンデー毎日」(毎日新聞出版)に載ったコラムが目についた。紹介しよう。
サン毎では競馬評論家・井崎脩五郎の『予想上手の馬券ベタ』にこんな話が載っている。漫談家のケーシー高峰がこういっていた。「やはり、男女の交わりの基本は正常位です。アメリカではそれを歌でも教えています。ご存じですよね。正常位よ永遠なれ」。ケーシーはこういうジョークがうまかった。
週朝では、嵐山光三郎が『コンセント抜いたか』で、JR四ツ谷駅から自宅のある国立まで行く間の、尿意との七転八倒ぶりを達者な筆で書いている。私にも何度か経験があるが、トイレに駆け込むまでの地獄のような苦しみを乗り越え、駆け込んで放尿した時の解放感は忘れがたい。
テレビでも宣伝している「尿漏れパンツ」を買おうかと真剣に思っている。
同誌で元経産官僚の古賀茂明が「政官財の罪と罰」で、テレビ朝日の『報道ステーション』を、「番組スタッフさえ『忖度ステーション』と呼ぶ」と書いている。さらに、日本の民主主義を危機から救うには、「官邸や与党の記者クラブを即刻廃止し、政治部を解体することが必須」だといっている。同感だ。
ところで、私は紅生姜が好きだ。なかでも「すき家」の牛丼と紅生姜の相性は絶品である。
並盛牛丼に紅生姜を山盛りのせて食う。紅生姜で牛肉を包み口に放り込む。口のなかで甘いタレと生姜の辛みと苦みが交じり合う。至福の時である。
カップにたっぷり入った紅生姜の3分の1は食べてしまう。「すき家」は持ち帰りの時も、小袋に入った紅生姜をいくつとっても何もいわない。以前テレビで見たが、他の牛丼屋は3つまでとか制限があるようだ。
週朝で、食について書かせたら“食魔”谷崎潤一郎を超えると、私が勝手に思っている東海林さだおが「あれも食いたいこれも食いたい」で紅生姜について論じている。
東海林は、鰻丼ではなく敢えて牛丼を選んだ紅生姜の“義侠心”が好きだという。牛丼には紅生姜がぴったり合うが、「世の中にとてつもなくおいしい紅生姜というのはありません。断言できます」。ここは私と違うが、たしかに絶品の紅生姜というのは聞かない。
「紅生姜には上昇志向がない。向上心も持たない。努力志向もない」が、そういうところが好きだという。お好み焼き、タコ焼き、焼きそばと、「どれもこれも一流企業とはいい難い中小の会社ばかり。流れ着いたところで生きていく」。行雲流水、こういう紅生姜の生き方こそが、コロナ禍で求められているのではないかと大論陣を張っている。お暇だったらご一読を。
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