菅首相の意に沿わない人間は斬る! かくして官僚は首相官邸だけのポチとなる
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枝野も蓮舫も…立憲民主党のおそまつさ
その立憲民主党だが、枝野代表というのは、野党党首としては能力が低いと思っている。
なぜなら、与党批判ばかりしていて、自分たちが政権を担えば、どういう社会になるのか、今よりどれぐらいよくなるのかを示せないからである。
与党、特に今の菅政権批判は誰でもできる。あれだけ失政を重ねているから、支持率はガタ減りしている。
だが、立憲民主党の支持率はほとんど伸びてはいない。国民は菅政権に怒っているが、交代させる政党がないと考えているのだ。
どうして国民の支持が広がらないのかを、とっくり考える必要があるのに、この御仁、能天気に「次の選挙で政権交代」などと吠えているのである。
枝野なら、蓮舫のほうがなんぼもいいと、私は思っている。
彼女は国会で、2020年12月1日から1月25日までの間に12都府県で29人のコロナ感染者が自宅や宿泊療養中に死亡しているとして、政府の医療提供体制の不備を追及した。
菅首相は、「そこは大変申し訳ない思いであります」と陳謝したが、
「そんな答弁だから言葉が伝わらないんですよ。そんなメッセージだから国民に危機感が伝わらないんですよ。あなたには首相としての自覚や責任感、それを言葉で伝えようとする、そういう思いはあるんですか!」
と蓮舫は激しい言葉で追及した。
すると菅首相は色をなして「少々失礼じゃないでしょうか」と反論したが、少しも失礼じゃない。
拙くても、言葉を知らなくても、自分の言葉で国民に語り掛ければ、思いは通じるのだ。官僚の作った作文をただ読むだけだから、この男が何を考えているのか、国民には分からない、危機感が伝わらないのである。
だが、蓮舫もチョンボをやっていたと、新潮が報じている。
1月18日、菅首相が施政方針演説をするのだが、その原稿は事前に、国会での質疑を円滑にするために与野党に配られるのだという。
その一部を蓮舫は、自分のツイッターに投稿してしまったというのである。
バカかお前も! といいたくなる。党が謝罪し、投稿は削除されたという。
こんなことでは、ワクチンが多くの国民に接種され、コロナ拡大が収まってくれば、菅ではなく、自民党の支持率は元に戻り、立憲民主党よりも自民党のほうがという空気になる。
いっそのこと、小沢一郎を代表にしてみたらいい。この人間なら何かやってくれるかもしれないという期待値は、枝野や蓮舫よりも高いはずだ。
枝野、蓮舫は猛省を!
菅首相の非情さはよく知られているが、ここまでやるかというケースを「週刊文春」(文藝春秋)が報じている。
年の瀬が押し迫った12月23日、永田町の議員会館をスーツを着た男2人組が、平身低頭しながら挨拶回りをしていたそうである。国交省が所管する独立行政法人「鉄道・運輸機構」の理事長だった北村隆志(元国交省)と副理事長の小島滋で、2人の配る名刺には手書きで、「引責辞任いたします ご迷惑をおかけして申し訳ございません」と書かれてあったという。
12年に着工した北陸新幹線の延伸工事の施工管理を機構が担当していたが、遅れに遅れ、当初予算から大幅に膨れ上がったため、岡田直樹官房副長官が批判し、菅首相も同調したため、北村と小島が辞意を表明した。
だが文春によれば、駅の設計変更が何度もなされたという特殊な事情が背景にはあったという。だが菅のやり方は問答無用、自分の意に沿わない人間は斬る! そうやって官僚たちに恐怖感を植え付け、支配するのが菅流である。かくして官僚たちは公僕であることを忘れ、首相官邸だけのポチに成り下がってしまったのである。
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