公明党の遠山議員辞職で“銀座クラブ辞任ドミノ”が発生! 国会議員たちはタレコミに戦々恐々
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2月1日、公明党の遠山清彦衆院議員が議員辞職を、自民党の松本純国対委員長代理、大塚高司衆院議院運営委員会理事、田野瀬太道副文部科学相が離党を表明した。
政治部記者が首をかしげる。
「1月26日、文春オンライン(文藝春秋)が遠山氏が1月22日深夜11時に高級クラブを訪れていたことを、1月28日発売の『週間新潮』(新潮社)は、松本氏が1月18日深夜に銀座のクラブ2軒をハシゴしていたことをそれぞれ報じたのを受けてのもの。新型コロナの緊急事態宣言中で国民が外出自粛を言われている中で、あまりに”不要不急”の行動でした。とはいえ、この厳重な処分は、ちとやりすぎな気はします」
いうまでナーバスとなっているのは、衆院議員が2021年10月の任期満了を控え、選挙に向けて臨戦態勢をとっているためだ。
「遠山氏は次世代の党代表と目されたホープでしたが、公明党はこの点容赦ない。何せ同党の”岩盤票田”である創価学会婦人部が、女性絡みのスキャンダルを毛嫌いするからです。2017年には、公明党参院議員の長沢広明復興副大臣が、女性を議員宿舎に宿泊させていたとの”文春砲”をくらい、即座に議員辞職しています。松本氏らの離党も、菅政権へのダメージを軽減させるためでしょう」(前出・記者)
すでに1月13日には文春が石破茂・元幹事長の福岡での「9人会食」、1月28日には週刊朝日オンライン(朝日新聞社)が、金田勝年元法相が4人でホテル会食をしていたことを報道している。
週刊誌による魔女狩り状態となっているのだ。
さる週刊誌デスクが言う。
「記者もステイホームが要求される中、夜の街をパトロールする余裕はありません。要はすべてタレコミなのです。しかも秘書や店の従業員からで、日時、場所、参加メンバーまである正確なタレコミ。国会議員の世間ずれには、近くにいる人がほとほと呆れているということです」
戦々恐々なのが、当の国会議員たちだ。夜の街に行かなければ済むのだが、そうはいかない”人種”でもある。
「多くの国会議員は家族を選挙区に残し、議員宿舎で単身赴任をしている。夜の日程を2階建て、3階建てにするスケジュールを長年続けてきたせいで、一人で食事など我慢ならないわけです。行きつけのクラブや懇意にしているホステスが困っているとなれば援助したくなるもの。普段なら週刊誌が狙わないような”小物議員”も、ターゲットになっているとあって、みんなうかうか出歩けなくなってしまった。つい出かけてしまった時に怪しい人影があると、『写真を撮られたのでは』と疑心暗鬼になって、僕らに探りをいれてくる国会議員もいますよ(苦笑)」(前出・デスク)
コロナ禍で最も襟を正すべきなのは、他ならぬ国会議員たちである。
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