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日刊サイゾー トップ > インタビュー  > 倉持由香&里咲りさセルプロデュース激論
里咲りさ×倉持由香スペシャル対談

倉持由香が伝授する、セルフプロデュース術! 物語性と参加している感が大事なタレントとファンの関係

「#里咲りさと暮らしてみたら」で出し惜しみせず生活感を前面に

里咲:新型コロナウイルスの影響で、この1年は私はおうちからの情報発信になっていて、どうも均一的な写真投稿ばかりになっているという課題を持ってます。そこで、おうち発信の場合どういった写真がいいのか? そのときのハッシュタグは? などのアドバイスをいただきたいです!

倉持:同じ場所での写真は代り映えしないように見えてしまうので、ベッドサイド、バスルームなど、おうちのあらゆる場所で撮影するのがいいと思います。たとえば、バスルームで撮ろうとしたら、ちょっと生活感あるな……とかあると思いますが、そこはあえてそのまま撮影しましょう。

 ファンの人たちは、汚れているのを見たいからです。あとは無理に片付けずに、普段のままが垣間見えるのがいいと思います。「りさちゃんが普段どんなシャンプーをつかってるんだろう」がわかるような写真ですね。

倉持由香が伝授する、セルフプロデュース術! 物語性と参加している感が大事なタレントとファンの関係の画像11

里咲:私は生活感がないことで有名で、ご飯を食べているかどうかもわからないとか言われてます。食に興味がないこともあるですが……。でも、最近お味噌汁を作るようにしてます。

倉持:だとしたら、「みんなはなんの具材が好きですか?」をツイートして、アンケート機能でファンの方の投票で今日の具材が決まるみたいなのをやってみてはどうですか? その作っている様子やできあがってあたかも一緒に食べてるような写真を投稿してみたり。

 おうち発信の投稿は、同棲しているように見せることが大事だと思ってます。「里咲りさと同棲したら:タオル御殿生活」みたいなのはどうでしょう。それと合わせて、普段のりさちゃんを出していければ。パジャマの写真にしても、撮影用にジェラピケを着るんではなくて、いつも着ているパジャマで撮るみたいな感じです。

里咲:汚いと感じてる部分も、自分がコンプレックスに感じていることも全部コンテンツにして発信したほうがいいということですね。いただいたアドバイスをもとに、里咲りさの生活感を発信していこうと思います!

 そのときのハッシュタグはどんなのがいいですかね?

倉持由香が伝授する、セルフプロデュース術! 物語性と参加している感が大事なタレントとファンの関係の画像12

倉持:「#里咲りさと暮らしてみたら」「#りさぐらし」「#もしも里咲りさが彼女だったら」「#里咲りさと同棲生活」なんかははどうですか。名前は入っていたほうがいいですね。

里咲:「#里咲りさと暮らしてみたら」でやっていこうと思います! 私はAIと呼ばれるぐらい生活感を出してないので、私生活をちょっとずつこのハッシュタグを使って発信していきます。

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#里咲りさと暮らしてみたらの写真に挑戦!やってみると、生活感をどこまで出せばいいのかが難しくてかなり悪戦苦闘しました(里咲談)

テトリスは誰にも負けないをプロフィールに!そして私がプロデュースします!

倉持:私からも相談していいですか? 私はG-STAR Gamingという女子ゲーミングチームのプロデューサーをやってます。eスポーツチームを持っている芸能事務所は他にもあるんですが、一般的には所属事務所の人でチームを結成するのがほとんどです。

 ですが、G-STAR Gamingは一般公募のオーディションでゲーム好き女子を集めました。それでわかったのが、メンバー全員がこの仕事で生きていくという覚悟はなかったということです。なので、学校がいそがしいのでとか、就職の関係でなどの理由で脱退する人が少なからずいました。

 りさちゃんは若くして社長業をやってますが、同じようにスタッフが抜けていったこともあると思います。そんなときをどうやって乗り越えてきましたか?

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里咲:そうですね、確かにそういった経験はあります。一番ひどかった例としては、スタッフに持ち逃げされたこともありますし(笑)。

 ただ、1つ言えるのは快適に仕事をできるようにしたり、お給料を上げるだけではだめだということです。かといって、辞めます、はいそうですかでもいけません。なので、辞めそうな雰囲気を察知したら、すぐに腹を割って話すことを心がけてます。

 私は会社を船だと思っていて、クルー(スタッフ)にはいろんな人がいると思うんです。ですので、話をしてやっぱり辞めますということであれば、別の船でがんばってねと思うことにしてます。その代わり、別の船に行くためのボートはできるだけ用意するようにもしてますね。

倉持:確かに、やる気のない人がチームにいると、やる気がある人にまで悪影響を及ぼしますよね。最初から完璧なクルーは集まらないと思いますし。新陳代謝として受け入れつつ、いいチームになるようにがんばっていきます。アドバイスありがとうございます!

 ところで、りさちゃんはゲームはやらないんですか?

里咲:私は『テトリス』だけは誰にも負けないって言えます!

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倉持:「だれにも負けない!」って言えることがあるのは強いですね。それもカードの能力値に入れたほうがいいです!(笑) でも、こういうのも言わないとわからないから、プロフィールに入れて発信していったほうがいいですね。

 そうすることで、テトリスではないにしても、新作パズルゲームのお仕事のオファーが来たりする可能性もあるわけですから。

里咲:そうですね、盲点でした(笑)。ただ、こうやって話をしている間にも「それはいけるよ!」って言ってるのを見ていると、倉持さんはプロデューサーだなと思います。

倉持:今後りさちゃんにゲーム系のお仕事が来たときは、プロデュースさせてほしいです! あとテトリスがお仕事につながるようにG-STAR Gamingのスタッフに話しておきますね。

里咲:ほんとですか! うれしいです。さっそく、ゲーム会社に営業に行ってこようかな(笑)。

辻 英之(編集者)

起きてる間が営業時間のプロ編集者。ゲームメディアの編集長、IT企業での経験を活かし、デジタルエンターテイメント分野記事を中心に寄稿中。ビジネスジャーナルでは『オレの周りはゲームばかり』を連載中。

つじひでゆき

最終更新:2021/02/01 16:41
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