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日刊サイゾー トップ > エンタメ > お笑い  > 児嶋&東京03飯塚あの“恫喝事件”を語る

人力舎芸人の深イイ話!? チバテレ『白黒アンジャッシュ』で児嶋&東京03飯塚が語ったあの“恫喝事件”

‘優勝を果たした東京03’

 東京03にも色んなことがあった。『キングオブコント2009』(TBS系)に出場した頃、3人の年齢は30代半ばに差し掛かっていたし、角田は借金を背負っていた。09年正月にはマネージャーから呼び出され「今年は何とか決勝まで行ってもらわないとヤバいですよ」とハッパをかけられた。「何とかしないと」と全国ツアーを始めても客の入りは芳しくなく、結果は大赤字だった。そんな状況で臨む賞レースだったのだ。しかし、東京03はあれよと勝ち進んで優勝を果たした。

飯塚 「その後、3人で誰もいないTBSの喫煙所に行ったんです。3人きりで『優勝しちゃったねぇ』『どうしよう、これから』『どうなっちゃうんだろうね……』っていう話をした記憶があります」
児嶋 「まだ、感謝祭でああなるとは知らない3人が(笑)」
飯塚 「ハッハッハ! 『この後、どうなっちゃうんだろうねぇ』って言った10日後にえらいことになってましたよ。同じスタジオで(笑)」

 当時は顔面蒼白ものだったあの惨劇も、今では完全にネタに昇華できている。まさに、あれから色んなことがあったからだ。03が被った恫喝事件と渡部の謹慎を“色んなこと”として重ね合わせて語った児嶋。現在の03の好調ぶりも含めて振り返ると、今回のトークは児嶋にとってゲンがいい。“惨劇”を乗り越えた飯塚の現状は、児嶋にとっての未来予想図と捉えることができるからだ。飯塚ゲスト回2週目のエンディングは、児嶋の「こっからだよ、我々が頑張らなきゃいけないのは」という総括であった。

寺西ジャジューカ(芸能・テレビウォッチャー)

1978年生まれ。得意分野は、芸能、音楽、格闘技、(昔の)プロレス系。『証言UWF』(宝島社)に執筆。

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最終更新:2021/01/30 16:00
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